１２月２４日（金）

　昼間はポカポカな一日だった。
日没近くになって、身を切るような寒風に吹かれた。

ガラスのサンタ １

　十二月に入って程なく、
小さなガラスのクリスマスツリーを玄関に置いた。
ドアを開けると小指の先ほどのガラスのサンタさんに日が差し込む。

ガラスのサンタ ２

　サンタがかわいかったので、
外へ持ち出してバックを変えて撮ってみた。

ガラスのサンタ ３

　私がこの写真を撮っている図は、
　あまり人様にお見せしたくないものだ。
　小さな子供を連れた親子連れが通りかかると、
　恥ずかしくてしょうがない。
　還暦過ぎたアキバ系のオヤジみたいだ。

ガラスのサンタ ４

　イブらしくローソクの一枚も。

イブの通夜 １

　　”日没”　

　カミサンのコーラス仲間が亡くなって今日お通夜があった。
前の日曜日に、第九の合唱をして二日後に亡くなった。
　癌治療をしていた彼女は、治療をして出てくるたびに、
周囲が驚くほど元気で前向きだった。
第九の演奏会の数日前から体調が思わしくなかったようだ。
　自分の体は自分が一番知っている。
痛ければ出場を止めてすぐ入院だってできたはずだ。
でも彼女がこの舞台を休まなかったのは、
すでに覚悟を決めてのことのように思えた。

イブの通夜 ２

　昨夜カミサンとそんなことを話して、
私は深夜のテレビを見て床に就く。
カミサンは熟睡している。
ふと、朝起きたらカミサンがお勝手に居るという、
身についてしまった生活パターンが、いつまでも続くものではない。
そんなことを思い床に就いた。
　朝起きて、そのことをカミサンに話したら、
「そうよ、だから・・」。
しんみりすると思ったら、かさにかかって来られた。
　一気に現実に戻った。師走だ！師走だ！