カミサンは知人の所で、お茶を習っている。
今日は初釜の日だ。
この日だけは和服を着てくるようにと言われて、毎年悪戦苦闘している。
例年はだれかの助けを借りているのに、今年は自分でやるから手伝ってと言う。
私はこれまで何のタッチもしたことはない。
「ここ押さえてて」、と言われても、つまんだ場所が大事かのか、持った高さなのか、角度なのか見当がつかない。
それに、タスキでもかければいいのに袖が邪魔でしょうがない。
「あっ、足りない、ずれた、緩んだ」と、間に合うのかよと心配になる。
「早めに行って助けてもらったら」、と言うと自分でするという。
大変だった。 恵方巻きで悪戦苦闘するみたい。