先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

人手不足なのに賃金が上昇しない理由

2017年07月17日 15時23分48秒 | 日記
ロイターが人手不足の割に賃金が上昇していないのは、高齢者の賃金が抑えられているからであると言う分析記事が出ていた。

まず、連合によると、2017年春闘の賃上げ率は、前年の2.00%から微減の1.98%。4年連続で2%前後の水準を維持したが、完全失業率に接近していると言われるようなタイトな雇用環境の下にもかかわらず、賃金が跳ね上がるという現象は起きていない。


企業は、先行き不安で、利益剰余金を過去最高の390兆円まで内部留保を蓄えていて、しかも、日本では定年後も雇用継続しているところが多いが、ほとんどが、3割程度の賃金カットを実施している企業が多い。高齢者の賃金の3割カットは、すでに「常識化」されつつある。


さらに、記事はハローワークなどで提示されている65歳超を対象にした求人では、月額20万円やそれを下回る額の提示が圧倒的に多く、「高齢者を安く雇う」という事を調査。


実際、大企業で定年後も継続雇用している層は、元が給与が高いから、そう悪くは無いと思うが、中小企業では定年延長はままならない話で、退職後も体力十分の人が大半であるが職は用意されておらず、労働市場では買いたたかれている。大都市では地方でもオリンピックラッシュの余波で建築業界は多忙で、その際に交通整理やガードマンが雇用されているが見ているとほとんど若い人はおらず、白髪交じりの男性の方々ばかり。女性はと言うと、スーパーや飲食業で、高齢者を多く見かける。

最低賃金は保証されていると言いながら、無償で支給すべき制服などを、給与から天引きで買い取らせているなど、月給は15万円にもならないと言う。

こういう事にも政府は気配りすべきであろうし、連合も労働市場全体を見渡して行かないと、ますます皆からの支持を失ってしまう。

アマゾン、グーグル、アップル、MSが一斉にスマートスピーカー発売

2017年07月15日 03時00分51秒 | 日記
ものまねをしない、アメリカの大企業がこぞってスマートスピーカーを発売しているが、1台が精々1,2万円の装置でしかない、巨大市場ではないはずのスピーカーに巨大IT企業が参加したのはなぜだろうか?

最初の発売はAmazon Echoシリーズ、続いてGoogleがGoogle Home、更にAppleがHomePod、、Microsoftも今秋にInvoke発売予定。音声認識技術を深めると言う理由ではこんなに多くの巨大企業が参入するわけがない。

スマートスピーカーに音声で指示すると、天気や予定を調べたり、ニュースや音楽、オーディオブックを再生したり、様々な用事を片付けてくれると言うところに理由がありそう。音を出すだけでなく、音声を理解し、更には別の仕事の指示をさせられるところに理由がありそう。人口知能がいるから、格好のAIの実験場になるから。

直ぐものまねをする、日本の会社が動かないと言うのは、AIの進展が望めない事になる。ソフトバンクのペッパーように、ロボットで先行しているから良いというわけだろうか?しかしペッパーは最低20万するのに対し、スマートスピーカーは1,2万円。そうなるとユーザー数が10倍どころでなく千倍、万倍を超えるから、ユーザーからのフィードバックはスマートスピーカーの場合はけた違いに多い。

日本のメーカーも参入すべきであると思う。

改正労働契約法が常用化

2017年07月15日 02時26分20秒 | 日記
平成24年8月から施行された労働契約法は、長期に働いている契約社員の身分を保障しようというもので、一見良いように思える。

そもそも、その目的は、改正有期労働契約(※)の反復更新の下で生じる雇止めに対する不安を解消し、働く方が安心して働き続けることができるようにするため、労働契約法が改正され、有期労働契約の適正な利用のためのルールが整備されました。

※有期労働契約・・・1年契約、6か月契約など契約期間の定めのある労働契約のことをいいます。
 有期労働契約であれば、パート、アルバイト、契約社員、嘱託など職場での呼称にかかわらず、対象となります。



そして、此処に来て、大企業でこの労働契約法にのとって、契約社員やパート・アルバイトなど期間を定めて雇用する非正規社員を、無期雇用の契約に切り替える企業が増えている。2018年4月から勤続年数で5年を超える非正規社員は無期雇用を申し入れできるようになり、対象は400万人以上に上る。18年4月を待たずに無期雇用を認めることで有能な人材を囲い込む動きが加速してきた。

結局、正規の正社員と無期雇用されている契約社員と2種類の社員を認めるもので、格差社会を促進するものである。そもそも、正規社員においても、能力などで、レベル分けし給与で差を付けてきている。それなら、へんな無期雇用契約社員などを設けず、正規社員での雇用を促進すべきである。安部政権の負の遺産になって行きそう。

GM、大型車を日本で発売!?

2017年07月14日 08時36分23秒 | 日記
ゼネラル・モーターズ(GM)が13日、SUV「キャデラックXT5クロスオーバー」を10月28日に日本市場で発売すると発表した。全長4.8メートルと大型で、左ハンドルのままとした。



XT5には排気量3.6リットルのV6エンジンを搭載。自動ブレーキや衝突軽減装置など最新の安全機能を装備した。価格は668万5200円から。

トヨタ、日産、ホンダのSUV、GMのSUVの半分の300万だせば、高級SUVが買えて、詳細なコントロールが出来て、豪華なインテリア。今更、700万を出して制御しにくいアメ車を買う馬鹿はいない。

この馬鹿車を日本で売れると思うのは、アメリカの白人層がYellow Monkeyと馬鹿にしている証明である。


南極の棚氷から巨大氷山が分離 重さ1兆トン

2017年07月14日 06時39分06秒 | 日記
【AFP=時事】英国の研究者らが12日、南極のラーセンC(Larsen C)棚氷から、観測史上最大の1兆トンもの氷山が分離したと発表した。


南極半島のラーセンC棚氷から分離した氷山について解説した図。英国WalesのSwansea大学提供(2017年7月12日提供)AFPBB News

 AFP=時事によると7月10日から12日の間に発生し、ラーセンCにあった約5800平方キロメートルがついに分離したと明らかにした。


 また研究チームによると、「新たな氷山は重さが1兆トンを超えるが、分離以前からすでに浮揚していたため、直ちに海面の上昇に影響を及ぼすことはない」という。

約5800平方キロメートルと言う面積見当つかないが、


三重県や茨城県の1県の面積で、東京都と埼玉県2県の合計面積と同じでこれらの面積の氷山が漂う事になる。南極の棚氷河がずれて海に滑る事が予測されるそうで、遠からず海面上昇となり、消滅する国々が出て来るのも、現実味を帯びてきている。

南極の陸地部分が温度上昇はしていないというから、地球温暖化以外に理由は無い。トランプ大統領がなぜパリ協定を離脱したのか?