広報邂逅記

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ブログ141204 日経セミナー 神社2

2014-12-11 22:25:40 | 食べ物

丸キャリTravel×JR東海の日経セミナーのつづき

神社が出来る前は日本人は自然に対して崇拝しており、奈良の大神神社(おおみやじんじゃ)は、拝殿のみで本殿がない。

拝殿の後ろに神体山の三輪山があり、山に神様が降りてくるとされていた(岩代・いわしろ)。
だから本殿は無く、山自体が御神体なのだ。

そして、2000年前くらいから社(やしろ)として祀られるようになったそうです。

稲作では皆なが協力して作業をし、一族の神、氏神に五穀豊穣を祈った。
神様は普通は天上にいて、祈りにて神社の御霊代(みたましろ)に降りてくると思われていたのだそうだ。

そんな中、宗教伝来といえば、普通は宣教師などがやって来て、まずは神の教えを広めるのだが、日本への仏教の伝来はちょっと変わっていて、仏像や経典が先に入ってきてしまった。
そこで、村民は仏教を外国の神様だと思って、『蕃神(ばんさん)』として神様を形にしてしまった時期がある。これが神仏習合である。

これが明治維新の廃仏毀釈で取り払われ、今に至る。
廃仏毀釈の折に、蕃神はだいぶ破壊されたようで、貴重な日本国民の財産が失われてしまった。


写真は、大神神社の御神体の三輪山。
二枚は、神社習合の典型。鳥居と五重塔。
ちなみに、酉の市で有名な鷲神社の隣りというか敷地内には、浅草・鷲在山 長國寺がある。

浅草寺も同じ敷地に浅草神社がある。

下町は神社習合の名残が今も残っているようだ。


■大主(おおものぬし、大物主大神)について
日本神話に登場する神。大神神社の祭神、倭大物主櫛甕魂命(ヤマトオオモノヌシクシミカタマノミコト)。『出雲国造神賀詞』では大物主櫛甕玉という。大穴持(大国主神)の和魂(にきみたま)であるとする。別名 三輪明神。

大物主は蛇神であり水神または雷神としての性格を持ち、稲作豊穣、疫病除け、酒造り(醸造)などの神として篤い信仰を集めている。また国の守護神である一方で、祟りなす強力な神ともされている。なお、大国主の分霊であるため大黒天として祀られることも多い。

■神仏習合(しんぶつしゅうごう)について
日本土着の神祇信仰と仏教信仰が混淆し一つの信仰体系として再構成(習合)された宗教現象。神仏混淆(しんぶつこんこう)ともいう。

神々の信仰は本来土着の素朴な信仰であり、共同体の安寧を祈るものであった。神は特定のウジ(氏)やムラ(村)と結びついており、その信仰は極めて閉鎖的だった。普遍宗教である仏教の伝来は、このような伝統的な「神」観念に大きな影響を与えた。


■浅草・鷲在山 長國寺/開山・宗派

明治初年の神仏分離令により、当山は、境内を含め寺と鷲神社とに分割されました。
そして明治以降、山号の本立山を鷲在山と改めます。時の政府の政策に当山も紆余曲折を余儀なくされましたが、鷲妙見大菩薩は現在も長國寺に安置され、11月酉の日には多くの参詣者を集め、ご開帳の法要が厳粛盛大にとり行われています。
出典
http://otorisama.jp/kaizan/kaizan03.html
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