オリヴァーナッセン指揮の都響のチケットを戴いたので、久振りに上野文化会館へ。
オリヴァーナッセン氏はとても体格がよく杖を必要とされていたが、パフォーマンスがとても可愛かった。
、
ロシアの作曲家ムソルグスキーの「展覧会の絵」が本日のお楽しみなのだが、解説を読むと通常のラヴェルの編曲バージョンではなく、ストコフスキーの編曲のようだ。
編曲でそんなに違うのかなぁ?と思ったものの、解説を読みながら聴いてみると、とても違う。
ラヴェルの編曲に聞き慣れているせいか違和感があるが、解説書のおかげで、その違いがわかり面白い。
同じロシア人同士だから、ストコフスキーの方がムソルグスキーの描きたかったものに近いのではともあったが、聞き慣れているだけに、ラヴェルに方が耳障りがいい。
慣れとは恐ろしいものだ。
やっぱり、始まりはトランペットで清々しく始まって欲しい。
昔、のだめカンタービレで曲の解釈の授業があり、音大ではそういうことを学ぶんだなぁと思った。
また、NHKの番組に「クラシックミステリー名曲探偵アマデウス」というのがあり、世に名高い名曲の謎を解き明かす。
その時に曲の解釈を詳しくドラマ仕立てに説明するので、曲に対する造形が深くなる。
芸術は何においても、多方面から学ぶことにより、本当に色々な見え方がして面白い。
そんなことを実感できるクラシックコンサートであった。
編曲の違いの解説は写真をご参照ください。
NHK名曲探偵アマデウス
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC_%E5%90%8D%E6%9B%B2%E6%8E%A2%E5%81%B5%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%87%E3%82%A6%E3%82%B9