
ソウル駅で地下鉄に乗って明洞まで戻ろうと自動販売機にお金を入れたら、2枚目のコインが詰まってしまった。
投入口にコインは見えているのだが、3枚目のコインを押しても引っ掛かっているようで入っていかない。
呼び出しボタンを押しても韓国語での対応なのでどおしていいのかわからない。
つたない英語では、この状況も伝えられない。
困っていて、まぁ、コイン2枚の損失だし、いいかとなぁと諦めようとしていたら、後ろから「どおしたんですか?」と流暢な日本語で声をかけられた。
おお、日本人だぁ!と思いいきさつを説明すると、ボタンを押して韓国語で係員に説明してくれた。
そして、「今、係員がカギを持って来てくれますから大丈夫ですよ」と言ってくれた。
なんて親切な人なんだろう。
そして、日本人の方ですか?と聞くと韓国人だと言う。
なんと完璧な発音の日本語なんだろう。訛りが全く無い。
一人でいたせいか、心配してくださり係員の人が来るまで一緒にいてくれて、係りの人が来たら、いきさつを説明してくれた。
そして、鍵で自販機を開けると、なんと!ジャラジャラジャラとお金が沢山落ちてきた。
どおやら、コインが一杯で溢れて詰まってたようだ。
日本では有り得ない光景だ。。。
そして、係員さんはコインを2枚返してくれた。
そして、この親切なおじ様は私が初韓国だと言うことを知り、ちょうど明洞方面に行くのでということで一緒に電車に乗った。
親切なおじ様は大学の教授で日本にいたことがあり、日本語が上手なようだ。
明洞の駅が近付き、名刺がないので、レシートにメルアドと名前を書いて渡すと、おじ様も明洞で降りるそうで、明洞を案内してくれるという。
お土産は空港で買うことにし、せっかくの出会いだし、案内してもらうことにした。
おじ様は文京区に8年住んでいたというが、実は東大で研究をしていたらしい。
だから文京区なのだ。
しかも日本史を勉強されていて、とても詳しい。専門は南北朝時代らしいが、う~ん、一番苦手なというかあまりおもしろくない時代だ。。。
先生の大学は明洞の近くでよく、明洞を散歩して、スタバでお茶をして、原稿を書いたり、研究の資料をまとめたりしているらしい。
今日は講演帰りで、明洞のスタバに行く途中だったらしい。
そこで、雨も強くなってきたので、お散歩は切り上げて、明洞メトロホテル1階のスターバックスでお茶することに。
カフェラテをごちそうになってしまった。
色々と先生と30分ほどお話をしたが、本当に日本史に詳しいし、とにかく日本語が上手でびっくり。
まあ、なんとか歴女としての面目を保てたが、とにかく韓国の方と日本の歴史について話すなんて予想もしていなかったので、楽しい時間だった。
日本または韓国での再会を約束して、先生は途中まで送ってくださり、いざホテルへ。
李先生と写真を撮らなかったことが悔やまれる。
とても上品な先生だった。
その後、先生からもメールをいただき、たまにやり取りをしている。
スさんもそうだが、今回もとても出会い多き旅であった。
スタバは結構、混んでいて先生とはこの大テーブルで向かい合ってお茶をした。
探せば写真は見つかるものだなぁ。
インターネットって本当に凄いなぁ。