泊まったのは「一乗院」という宿坊。
お寺みたい、ではなくて、お寺ですね
→ 一乗院HP
なんかすごいわ! 門からして格調高い。
玄関、廊下、部屋の床の間、襖絵etc.
素人目にも尋常ではないモノばかり・・・(詳しくは一乗院HPに掲載されています)
こんなところに泊まるのは生まれて初めてでございます!
当然、宿泊料金もお高い
が、母が気前よく出してくれた
「貯めこんでてもあの世まで持って行かれへん」
普段はみみっちいほど節約するが、外食や旅行となると太っ腹、
弟もその辺よ~くわかってて、高い部屋でも予約する。
・・・小心者の私にはとてもできない芸当^^;
おかげで分不相応の大名旅行となった。
(私は)2週続けて精進料理。秋の献立。
丸十飯蒸し、って何だろうと思ったらサツマイモだった。
丸に十の字で島津家の紋だ(なぁるほど!)
色鮮やかで、目でも楽しむ料理。どれもおいしかった(^-^)
特にゴマ豆腐と湯葉のお刺身が◎
接待してくれる修行僧さんたち、みんなお肌ツヤツヤ。
肉や魚を食べないとこんなにきれいになるってことかな~。
高野山には肉屋も魚屋もないんだろうね。
そういえばコンビニも見かけなかった。
もしあったとしても、おにぎりの具は昆布や梅干しだけかな~。
ところで、床の間に貼ってある切り絵のようなものは何?
町中でも見かけた。
修行僧さんに訊くと、「しめ縄の代わり」だという。
絵柄は宝珠、壽(の文字)、(その年の)干支 の3種類があるのだそうだ。
一乗院の門にもしめ縄があったが、お寺でしめ縄というのも不思議。
朝は6時半からのお勤めに参加、お焼香までするとはびっくり。
朝食のあと、「阿字観」を体験した。
阿字観とは真言密教独特の瞑想法で、
足の組み方と呼吸の仕方を教わる。
時計や眼鏡をはずし、目は瞑るか半眼、
頭の中に大海原、お花畑、青空etc. を思い描く・・・
ううう、、、足が、、、痺れる、、、腰が、、、
宿坊を後にし、2日目は金剛峯寺、根本大塔、金堂と見て回った。
秋晴れのいいお天気! 木々も色づき始めている。
ちょうど秋祭りの日で、根本大塔でお坊さんたちがお餅をまいていた。
参戦するつもりはなかったが、エライ勢いで飛んできたので
しっかり4個ゲット。
ご利益あるかな(^-^)
高野山、なんとも不思議な別世界だった。
ずいぶん観光客が押し寄せるというのに俗化していない。
客目当ての屋台も出ていないし、
お土産屋さんも声を張り上げて客引きしたりしない。
弘法大師さまが守ってくださっているのか。
いやいや、町の皆さんの努力の賜物だろう。
それにしても
よくこんな山深いところにお寺をたくさん作ったものだ。
当時は道なき道を踏み分けて拓いていったのだろうが、
さぞや大変だったろうね。
今度はもう少し勉強してから来よう^^;