明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

DMZツアー

2018-04-29 | 旅行
27日に開かれた南北首脳会談@板門店

ついこないだまでミサイルで脅していた人が、完全な非核化を?

板門店宣言のどこまでが実現されるのかわからないが、
TVを見ていて、5年前にソウルを訪れた時に行ったDMZのことを思い出した。

(以下は当時、某ブログに書いた記事を抜粋&加筆。
 某番組で池上彰氏も訪れていましたね)



 


[ DMZツアー ]

   DMZ・・・
   朝鮮戦争の休戦協定により設けられた軍事境界線(38度線)を挟んで
   南北2km、幅4km の地域(非武装地帯)。
   場所によっては300m幅まで狭まっているところもある。
   地雷が敷き詰められていて通行不可能。
   自然が豊かで野鳥の楽園と化しているが、銃撃戦も起きている。



(某サイトよりお借りしましたm(__)m )


半日ツアーに申し込んで行きました。
ソウルからバスで小一時間ぐらいで臨津閣(イムジンガク)に着きます。


朝鮮戦争で使われた銃やヘルメットを溶かして造られた「平和の鐘」
鐘をつくのは有料 (いくらだったかな~忘れたけど結構な額だったと)


統一大橋を渡り、いよいよDMZへ。

このあたりから、撮影禁止の場所が出てきます。
(ちょうどカメラのバッテリーも切れてしまい、ほとんど撮影できず^^;)

南侵第3トンネルでは、DMZに関するちょっとした映像を見たあと、
持ち物をすべてロッカーに預け、体ひとつにヘルメットをかぶってトンネルの奥へ~。
かなりな急勾配で、3~400mぐらいかな、歩いて下ります。
(トロッコで行くツアーもありますが、私たちは歩きでした)
中はひんやりと涼しいです。冬に入ったら寒いでしょうね。
下るってことは、帰りは上るってことで
行きはよいよい帰りは怖い^^; 上りはしんどかった~。



トンネル前の広場のモニュメント。分かれた国をくっつけようとしています。
(某サイトよりお借りしましたm(__)m )




トンネル内部
(某サイトよりお借りしましたm(__)m )

しかしよくもまぁこんなトンネルを、しかも何本も掘ったものです。
それというのもソウルが近いからでしょうか。
もっと遠かったら、そんな発想しないですよね。
どれだけの労力がかかっているのやら。崩落事故も起きたかも。

北が堀ったトンネルで、今は南が観光収入を得ているというのも
何とも皮肉な話で。

トラ展望台では望遠鏡(有料・₩500/3分)で北の様子を見られます。
ニュースでよく耳にする開城工業団地も見えましたよ。


(某サイトよりお借りしましたm(__)m )


北と南の緊張感をもっと感じられる場所かなと思っていましたが、
結構な観光客の多さでした(中国人の観光客が多い)。
観光地化しているとまでは言いませんが、
もっとピリピリした雰囲気のところかと思っていたので。


とはいえ、北の侵略に備えて火薬庫が道路脇に設置されていたり、
地雷マークが至る所にあるのを見ると、
戦争は終わっていないんだと実感します。


ガイドさんの話で、
「年配の人は南北統一を望んでいるが、
若い世代は(生活レベルが下がるから)望んでいない。このままでいいと思っている」
というのが印象的でした。

この先どうなっていくのでしょうかね、この国は。