エアコンのクリーニング

そろそろ年末の大掃除が気になる頃。

　　　　　

今年は思い切ってエアコンのクリーニングを頼んだ。
人生初のエアコンクリーニングだ。
お願いしたのは「おそうじ〇〇」。
チラシが入っていたのと口コミもまぁよかったので。

事前に電話で言っておいた。
「ここに越してきて8年になるけど一度もフィルター掃除すらしてないの。
　相当汚れてると思うので、スタッフさんは覚悟して来てください」

言い訳をするとすれば、
うちには脚立がない、椅子に乗っても手が届かない、
無理してやって落ちて骨折でもしたらエライことになるetc.
ホンネはやる気がない、プロは高い、来年こそはと毎年思うだけ。
それで8年も放置してしまった。
前にムコさんが「今度行った時にボク、やってあげますよ」と言ってくれたが、
いざ来た時にはお互いそんな話はきれいさっぱり忘れている。

お掃除機能付きのエアコンで、完全分解洗浄、室外機の掃除もしてもらうと
結構な値段になる

やってきたのは2人。若い方の人はベランダで室外機＆水洗い担当。
もうひとりはさっさと部屋を養生しブルーシートを敷き詰め、
エアコンをバラバラに分解してシートの上に並べていく。
「8年間掃除してないと聞いてますけど、その割にはきれいですよ。
　これがダストボックスですけどあまりたまってないです」
え、ほんと？　ちょっと救われた気分だ。

「このマンション、天井が高くないですか？」
あ、それ私も最初感じた。やっぱり？
母宅のエアコンはかろうじて手が届き、フィルター掃除もできたのだ。
「天井が高いと開放感あって広く感じるけどエアコン設置場所も高くなりますよね」
「そうなのよ、こんなチビが脚立の上で背伸びしてもさ、届かないのよ」
「無理しないほうがいいですよ、僕も脚立のてっぺんは上らないです。
　脚立は跨いで乗ります」
4段の脚立と3段の脚立を並べて置いて上手に体重移動しながら作業している。
ゴチャゴチャ話しかけるバァサンの相手もしながら、なんと手際の良いこと！
ノウハウがあるのだろうが、さすがプロのお仕事ね。

「みんなお掃除どうしてるんだろね？」
「やってないんじゃないですか。だって高いですから」
ハハハ、自分でも高いと思ってるんだ。

「フィルター掃除だけでも毎年やっておけば電気代も違いますからね。
　フィルターだけなら1000円ぐらいでやってあげますよ」
ありがと。考えとくわ。

年寄りの話相手が上手だ。年寄りはまた次もここに頼もうと思ってしまう。
次はまたうんと先だろうが。

そうそう、こんな話をしていた。
いろんなメーカーのエアコンを分解していると部品の出来不出来もよくわかるそうで、
一番いいのはM電機の製品だと。
うちのがまさしくM電機製だったので、これもリップサービスかもしれないけど。