明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

2か月ぶりの実家訪問

2016-03-05 | 母との確執

久しぶりに母のところに行った。

今年になってから初めてだ。
実は昨年末にちょっとした事件がありまして。


弟夫婦も交えて食事をしていた時、母がいきなり私に向かって、
「黙って掃除だけしてくれたらいいのに、
 いつも文句言われてもう心臓ドキドキして寿命が縮まるわ!」
と言ったのだ。

ちゃんとお風呂に入れだの洗濯機回せだの…
ついつい言ってしまう私もいけないのだろうが、
寿命が縮まるとまで言われるとは

そのときは売り言葉に買い言葉、
「今死なれたら私のせいにされてしまうから、もう行かへんわ!

二度と行くもんか!




・・・それから2カ月。

母からは一度も電話がなかったし、私もかけなかった。

     だいたい母は機械恐怖症で、電話(携帯はもちろん固定電話も)が大の苦手。
     これは若い頃からで、
     かかってくることはあっても自分からはかけない。
     友だちに誘われることはあっても自分から誘うことはしない。
     プライドの高さもプラスして、世間をどんどん狭くしてきた。
     今でもそれは変わらず。
     親子の間でもよほどのことがない限り、電話はかかってくるものと思っている。
     

弟からは、「姉貴、どうするつもりや?」

弟は要領のいいやつで、母の気に障るようなことは言わない(陰では言っている)。
だから、母は弟には全幅の信頼を置いている。
義妹のことも昔はボロクソに言っていたが、
今は運転手をやってもらわないといけないからか、悪くは言わない。

「私が悪役になるから、アンタはせいぜいご機嫌取っとき。
 だいたいアンタ、家に上がったことあるん?
 外で一緒にゴハン食べてるだけでは何もわからんよ。
 たまには家でのお母さんの様子を見てみ。
 私の言ってることがわかるから」




とはいうものの、
いつまでもこのまま膠着状態を続けていても埒があかない。
こっちから電話するしかない。

電話すると案の定、
「いいからいいから。ちゃんと元気で掃除もやってるから。
 来んといて」 と母。

多めに作ったちらし寿司を食べて、ということで
お菓子とちらし寿司持参で半ば押しかけ気味に行った。


想像通り、四角いところを丸く掃いているようで、
汚れが目につくところも多々あり…他も推して知るべしだが、
私は忍の一字で小言を飲み込む。

最初はギクシャクしていたが、ポツリポツリと話も。
先日行ったヨドコウ迎賓館の雛人形の話などで徐々に盛り上がる。
気分がほぐれたところで、切り出す。

「自分からマメに電話かけてくる人なら心配しないけど、かけてこないやん。
 元気だとばっかり思ってたら孤独死してたなんてことになったら困るから。
 M(弟)もKさん(義妹)も来てないし、
 寿命縮まると言われても私は押しかけるよ」

「大丈夫、そういう時は電話する」

「普段電話しない人がいざという時にできる?
 そういう時はパニックになってるし、身体も自由が利かんかもよ」

「それならそれでしょうがない」

「そっちはそれでいいかもしれんけど、残された方は悔いが残るわ。
 死んで誰にも発見されずに1週間経った自分の姿、想像してみ。コワイよ~(;¬_¬)
 まぁ今は元気で心配せんでもよさそうやけど、明日のことは誰もわからん。
 私が口うるさいのは心配してくれてるからやとは思えへん?」

「アンタのその言い方がキツイねん。
 あっち(横浜)行ってからもっとキツなったわ」

「よう言うわ。キツイ言い方でスンマセンね~。テキトーに割り引いて聞いといて。
 まぁそれだけ憎まれ口きけたら大丈夫そうやな。
 これからは月に一回ぐらいのペースで来ようかと思ってるんやけど。
 月一回ぐらいならガマンもできるやろ?」

「せやな~。それぐらいならガマンするわ」

「ほな、次は花見の頃にでも来るわ」


商談成立(爆)

ということで、なんとかわだかまりは消えた(のか?)
いやいや、ストレス溜まりまくり
これからは心身ともにウンと距離を置く。



やっぱり弟は来てなかったし、そもそも来るつもりもないだろう。
要領のいいやっちゃ。
ていうか、弟が正解かもしれない。
適度に距離を置き、気に障ることは言わず、上手にヨイショする。

直球をビュンビュン投げて、挙句、自爆してる私はアホかも





ずいぶん前に作ったチューリップ。
花瓶を断捨離してしまったので^^;カゴに飾ってみた。