風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

静岡能

2008年01月28日 | 清水ともゑ帳
能を観に行ってきました。
10年ぶり2度目のことです。



初めて出かけたのは、熱海のMOA美術館での舞台でした。
ずっと興味がありながら、敷居の高さを感じてなかなか足を運べませんでしたが、ああ、いいものだなぁ、と感動を抱いて帰ってきました。
以来、また観たいと思いつつ、なんだか機会を逃していました。

昨年11月初め、今回の「グランシップ静岡能」のチケットが取れたときは、お正月さえピンとこない感じでした。
それから2ヵ月半、あっという間に月日が経ちました。

座席の位置を確認すると、前から5列目で舞台に近いものの、ホールの中央より右寄りの場所にちょっと残念な思いでした。
こんなところが、私の能の知らなさ。
能舞台の正面は、右寄りだったのです。
なので、すごくいい席が取れていたのでした。

最初の演目の能は、『雲林院』です。
笛の音色で始まったとたんに感動でウルウルになってしまいました。
それから1時間半、どっぷりと幽玄な世界に浸りました。

狂言は、『磁石』です。
とにかくおもしろい。
いくつもの時代を経てきたおもしろさはすごい!

休憩をはさんで、仕舞は『嵐山』と『西行桜』。
最後の演目の能は『鉄輪(かなわ)』。
鬼女の登場で、舞台はクライマックスへ。

3時間半、見ごたえがありました。

いつも9時には眠くなってしまうのに、ゆうべはいつまでもいつまでも興奮さめやらない夜を過ごしました。

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