風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

懐かしいレストラン

2022年05月12日 | 食べもの帳
一昨日、田貫湖(たぬきこ)へ車を走らせた帰り、昼食に寄ったのは富士市の不二家レストラン。
車のバッテリーの充電を兼ねて「富士芝桜まつり」へ行こう、と計画したとき、ここで食事をと、夫はあらかじめ調べていたらしいけれど、私はどこのお店で食べるのかを楽しみにしたくて、あえて夫に訊かずにいた。



ドアを開けると、ペコちゃんがお出迎え。
マスクをかけているところが今のご時世。
ミルキー柄がかわいい❣



お肉をガッツリ食べたいという夫は、ミックスグリルにお味噌汁やご飯を付けた御膳セットをオーダー。



たまにはお店のハンバーグを食べてみたかった私は、日替わりランチの「ハンバーグ&チキン竜田揚げ」のセットを十六穀米で。



私にとって不二家レストランは、40年ほど前、三島市の不二家レストランで食事して以来、人生2度目。

約40年前、
神戸に嫁いだ姉が娘(私にとっての姪)を連れて新幹線で静岡へ帰省したとき、車内に財布を忘れてきてしまった。
ダメ元で駅に問い合わせると、財布は三島署に届けられているとのこと。
翌日、姉とまだ2歳ほどの姪と私の3人で三島署へ、清水から在来線で1時間ちょっと揺られて出かけた。
財布を見つけてくださった方が親切な方で良かった。無事、財布は姉の手に。

その帰り、三島駅近くの不二家レストランへ寄った。
当時、外食をするというのは ”晴れの日” の特別な感じで、まして洋食というのは私にとっては緊張感があった。
小さな子ども一人と姉と私が食べるのには多いのではないかというくらい、姉が次から次に注文するので私はドキドキしてしまった。
私たちがまだ若かったこともあるけれど、料理のおいしさと華やかさに、テーブルいっぱいに並んでいた料理をすっかり平らげ、帰りの電車に乗った。

あれから長い年月が流れ、洋食を外で食べるのはそれほど特別なことではなくなってしまった。
それでも今回あのときと似た気持ちが沸き起こり、晴れ晴れとした心持ちになれたのは、コロナで外出や外食を控えていたからかもしれない。

ちょっと電線に阻まれてはいるけれど、レストランの駐車場からの雄大な富士山が。



帰りの車中、店内では黙食を心がけたため話せずにいた三島の不二家レストランで食べることになったいきさつと料理の思い出を夫に話しながら、清水に戻ってきた。

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