風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

蓋のない急須で新茶を味わう

2020年05月27日 | 食べもの帳
もう、かなり前、20年くらい前からか、急須の蓋を使わずお茶を入れている。
私のずぼらな性格もあるのだけど、テレビ番組の影響もあって……。
ある日、おいしいお茶の入れ方という番組を観ていたら、お茶を注いだあと、急須の蓋は少しずらしておいた方がいい、と紹介されていた。
蓋をしっかり閉じてしまうと、その間に茶葉が蒸らされてしまい、二煎目、三煎目がおいしく入れられないとのこと。

それを知ってから しばらくはその通りにしていたのだけど、だんだん蓋を使わなくなった。
お客さんがいらしたときだけ、蓋に手を添えて入れるといった具合。
蓋をしないのは恥ずかしいことだと思い、人には言えずにいた。

ところが数か月前、やはりテレビ番組で、お茶農家の方が高級なお茶を入れているシーンが映ったときのこと。
ナレーションで、「お茶農家ならではの蓋の無い急須で……」と紹介されていた。
「蓋のない急須?」そういうものがあるんだ、と初めて知った。
そうか、蓋をずらすどころか、しなくても良かったんだ、と太鼓判を押された気持ち。

そんな矢先、新聞の折り込みに入ってきた新茶の広告。
その茶園のホームページを見たら、注文の初回に限り、送料無料で、蓋のない急須…「オープン急須」というそうだ…とお茶がオーダーできるとのこと。
これは注文しなければ、と新茶と一緒にオーダー。

待ちに待って、先日、届いた今年の新茶。
そして常滑焼の急須



急須の内側にはネットが張られていて、茶葉が茶碗に入ることなく、茶がらのあと処理も簡単。
元々蓋がないのならば、これからは、ちょっと胸を張って、お茶を入れられる。



それにしても新茶がおいしい!
我が家では一年中、朝昼晩と緑茶が欠かせないけど、新茶は新茶で今だけの味。
「しずおかはいいねえ」とちびまる子ちゃんみたいにつぶやいてしまう

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