ばーさんという言い方も失礼だが、東北では、あば、ともいうのでそんなに失礼ではない
いつものようにスーパーの中でショッピングカートを押していた
比較的空いてるお店なのですが、幅が狭いので、よくぶつかることも多いのです
それでもこの日は、ゆっくりと歩いていたし、たまたま目の前にいたばーさんに
カートのあしというか、キャスター部分が足に当たったらしいのです
接触した、という感じだったのですが、すぐに、「あ、すみません」とあやまりました
ですが、そのばーさんは、しばらく履いていたブーツをなでるわけでもなく、
じーっと見つめていたのです。なにをしてるんだろう?と思いました
すると… 急に、「きーつけへ!」と言われてびっくりしました
それだけではなく、カートに入れていた、水を入れるボトルを横倒しにされてしまったのです
思わず私も、「カートのあしだから… ごめんなさい!」
すぐにあやまったのに、また怒られてしまいました
落ち着いて考えてみたのです。どうやら足の痛さではなく、ブーツがおかしくなっていないか
それを心配していたようなのです。ばーさんはこの辺では珍しく化粧もしていて
着ている物もどこかしら高価な感じでした
この間はじーさんに怒られ、今度はばーさんに怒られて…
続けてこういうことが起こると、なんだかなぁと思ってしまう
いろんな人間がいるのだから、仕方がないのだけど
また、ある方がゲーム機を壊した、というのが話題になっているようですが
私の年の離れた兄も同じことをしています
しつけがどうとかという前に、私は少し考えてみました
食べ物も生き方もまた教育も全て違うのがあたりまえなのに
それがいけない、あれもいけない、となると、みんな同じにしなければならないのか?
そう思ってしまいました。いろんな家族、いろんな家庭があるのだから
自分と同じ立場で考えることはできないと思います
また理想と現実も違うのですから、あそこの家庭はこうだけど、ウチは仕方がないわね
そう思うことにしています。何がいけなくて、なにがよいのか、とは誰が決めるのでしょうか
じーさん、ばーさんが怖くなってしまいました
ところが、今日は不思議なことがおこりました
駐車場に車をとめて、すぐにお店に行こうとしたら、見知らぬじーさんが私に向かってきました
え?また私、なんかしたのかいな…
そうしたら、「あのー ここに行きたいんだけど…」って、チラシをもって道を聞いてきました
たまたま知ってた場所だったので、途中まで教えてあげました
それで少しだけ気持ちが楽になったのです…
ばーさんに怒られたその日の夜、な~んと私は寝汗をかいてしまいました
精神的に参ってしまったようです
そういえば、数年前にもスーパーでカートを押していて、ぶつけたつもりも
ぶつかった記憶もないのに、急におじさんに怒られたことがありました
本当にぶつかった記憶はないのですよ…
(店内はガラガラだったのでぶつかることもなかったのです)
ちょっと長かったけどそのおじさんは、なんかぶつぶつ言ってたのを思い出しました
気をつけていても知らない間にぶつけていたのでしょうか
また自分の足もよくぶつけることが多いです
私のような経験、みなさまにもおありでしょうか…
あやまっても怒られるのよね…ふぇ
ストレス解消にヘタなお絵かき。描くとなんだかスッキリするんです