◎ハタ・ヨーガ以前の状況だがいろいろなトライもある
(2022-08-16)
きくち体操は、中高年、どちらかと言えば老人向きの体操。最近YouTubeできくち体操の動画を集め、早速全体の三分の二くらいやってみた。同時に『日めくりきくち体操』というのも購入し、全体のメニューも確認し、YouTubeに上がっていないポーズも確認している。
私は若い時から八段錦とか脚の屈伸とかスクワットなどは毎朝欠かさずやってきているのだが、60代になってどうも体操メニューが足りないという印象を持っていた。
そこで中野ジェームズ修一氏の『体が硬い人のための柔軟講座』(ストレッチ系)を買ってきてNHKの番組を録画で確認したが、すべてのメニューの半分もできないことがわかり、追加で『ものすごく体が硬い人のための柔軟講座』を買ってここ2,3年やってきている。
これは、最初の半年くらいは効果が出たもののその後はかばかしくなく、ネットで見つけた十種程度の歩行強化用メニュー(筋トレ系)を追加したところ足腰の筋肉はついてきたという効果は感じられるようにはなったが、何かとスムーズではない感じが残っている。
また古神道の振魂と天の鳥船を1年くらい前から始めたが、回数が少なかったのと、渾身で行っていなかったので、最近は下方三チャクラを意識して上下のバランスをとる狙いで、回数を増やし渾身でやることを意識して、それなりの効果が挙がっている。
これでもまだ不足感があり、お昼の情報番組や朝日新聞に掲載されている『きくち体操』に取り組んでみることにした。すると驚いたことに、平素その姿勢をやりたがらないことからできないポーズが結構あり、衝撃を受けると同時にそうしたポーズは数分程度やったそばから効果を感じて、これは相当なものであると思った。
白隠ではないが上下のバランスを崩したり、老いれば筋肉は一様に落ちる。『きくち体操』はネーミングがキャッチーではないが、手足の指先の血液の流れを感じ取るとか、指とか筋肉などの部位を自分でさわるとか、動かさずにポーズを固定したままにすることが多いとか、各部位の動きを意識するとか、エーテル体の動きも促進する注意点も散りばめられており、見かけ以上に効果があるように思う。それと開祖の菊池和子さんが「人の身体は千差万別」と強調しているのもよい。対策も千差万別。
思えば、このブログでも冥想の準備として
⑴ラジオ体操
⑵太極拳
⑶八段錦(太極拳の一種)
⑷ハタ・ヨーガ
通常10種類程度のアサナで十分。
屍アサナ、前屈、コブラ、魚、ねじり、弓、首立ち、スキなど。
⑸インディアン体操
などを挙げているが、基本的にせいぜい20代、30代までの基礎体力にあまり問題のない世代が柔軟性強化のためにやるものばかりであった。今自分が老化してきて筋肉も落ち柔軟性も以前とはくらべものにならないくらい落ちてきた段階を思えば、自ずと筋肉強化、柔軟性強化のメニューも変えたり増やしたりして行かなければならないと痛感している。
一日の正味の余暇が30分程度の生活を過去何十年続け、また休日に暇があれば読書やら資料探しを優先する生活をしていれば身体も硬くもなろう。
この話は、毎度LAVAとかTipnessとかアシュタンガに通っているような元気な人には無用の話だと思うが、老人向けの『ものすごく体が硬い人』のための体操メニューが意外に見つかりにくいということから、自分の現状と遍歴を紹介してみた。