管理人です。
先日、掲題のシンポジウムに参加しました。
参加と言っても、
パネラーとして参加したわけではなく、
視聴者として参加しました。
ウェブを通しての参加でしたので、
どこからでもアクセスでき、
今回もネットカフェからの参加となりました。
約3時間にもおよぶシンポジウムでしたが、
飽きることなく面白くためになるものでした。
司会や進行役が各分野のパネラーからテーマに沿った話を引き出す技も優れていましたし、
安心して視聴することが出来ました。
実現するためには、
次へのステップが必要でしょう。
コアゾーンとして、
九州大学伊都キャパスの生物多様性保全ゾーンの積極的な活用が期待されます。
約20年前、
荒れ果てていた耕作放棄地に立ち入り、
生物多様性保全ゾーンとして水辺の再生を実施して来ました。
おかげで、
福岡県内では絶滅危惧Ⅱ類指定の両生類である、
ニホンアカガエルやカスミサンショウウオの産卵数も増えました。
ところが、
ソーラーパネル利用の配水システムもいつしか故障し、
イノシシの増加、アライグマの侵入といった新たな脅威も増えるなかで、
ニホンイシガメがアライグマによって食害を受けて激減し、
ニホンアカガエルやカスミサンショウウオの産卵数も減少してしまいました。
なぜここが生物多様性保全ゾーンとして保全されることになったのかを、
当時の耕作放棄地に立ち返って思い起こすことが必要でしょう。
このまま当地をコアゾーンとして残すだけでは不十分だと思います。
手つかずのまま残すのではなく、
積極的に活用する。
新たな里山再生の手法が必要です。