2007年2月26日の日本経済新聞夕刊によると、東京大学総合研究博物館の収蔵品をオフィス空間に展示する期間限定ミュージアムが開催されているという。掲載された写真からは、オフィスビルのエントランスにマゼランペンギンの全身骨格標本が展示されている様子が伺える。面白い試みだ。東大では、このほかにも公共施設や、学校にも一定期間貸し出す「モバイルミュージアム」計画を進めているという。旭山動物園を筆頭に、既存の施設が変わり始めている。そろそろ博物館も、いままでの展示方法を見直す時期が来ているのかも知れない。
「ミュージアムは、施設というハコの内にこもらず外に働きかける姿勢を一刻も早く身につけなければならない段階にきた」と東大博物館の西野教授。
「ミュージアムは、施設というハコの内にこもらず外に働きかける姿勢を一刻も早く身につけなければならない段階にきた」と東大博物館の西野教授。