管理人です。
私がイギリスから来日したBTCVの方々と一緒に、
黒木町笠原地区で棚田の修復を行ったのは、
かれこれ20年以上も前のことになるだろうか。
BTCVとは、ブリティッシュ・トラスト・コンサベーション・ボランテイアーズのこと。
四季彩館というところに合宿しながら、
農作業のお手伝いをするという、
今で言う農家泊のようなものだ。
ここでの活動を北九州市立博物館友の会で発表したところ、
とある虫屋さんから「農家をバカにするのもたいがいにしろ!」とのお叱りを受けた。
私の実家も農家だが、ボランティアに助けを求めるほど老いぼれてはいない、と。
あれから20年以上たってしまった。
私の行動は間違っていなかった、と思う。
そして、高齢化し疲弊する地方や農村部。
人手不足や異常気象、害獣被害。
様々な原因で、地方や農村部から人がどんどんいなくなる。
すでにボランテイアでは手に負えなくなってしまった。
今一度、現場を訪ねて見ようと思う。
ノスタルジアからではなく、
いまを知るために。