らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

桃の剪定

2011-01-05 | 家庭果樹
冬は落葉果樹の剪定時期です。
今日は、私が栽培している家庭果樹のうち、桃の剪定をご紹介します。
私の桃栽培は趣味で行っている果樹栽培なので、専業農家の作業とは多少異なっていると思いますが、基本的な剪定方法に大きな違いはないのではないかと思っています。

・剪定前の桃の木です。昨年伸長した枝が上に林立しています。(手前の葉があるところはキウイの木です)


「剪定方法」
・基本的に各枝に日光がよく当たるように剪定します。(日光が当たらない枝は勢いが悪くなり、枯れてきます。)
・花芽のついている枝は、収量を上げるため出来るだけ残し、枝が重ならないように紐で誘引しました。
・その上で弱い枝、日光をさえぎる枝、垂れ下がっている枝などを切除しました。
・枝の背中から真上に向かって出ている強い枝については、その枝の日焼け防止のため1~2芽を残して切除しました。
・横に長く伸びている強い枝については1/3程度を切り詰めたり、葉芽のところで切除しています。
・年々枝が高く伸びるので、今年は上部の太い枝を切除し、昨年よりやや低めに仕立てました。

・剪定がほぼ終了した桃の木です。この後、もう少し枝の誘引や細い枝をカットして出来上がりです。


「冬の作業」
剪定以外の1月から3月までの主な作業は施肥と薬剤散布です。
・施肥
 一般的に12月~2月頃に施肥します。
 私は2月初めに、株の周り1mくらいのところに溝を掘り、市販されている「寒肥」を混ぜ込みます。
 
・冬の薬剤散布
 冬の薬剤散布は、カイガラムシの駆除や縮葉病などの予防を目的として行います。
 ・カイガラムシやハダニ類の駆除・・・12月~1月の初めにマシン油乳剤の14倍液を散布します。
 ・縮葉病や黒星病予防・・・・・・・・・・・・・2月下旬から3月初旬にかけて縮葉病予防のため、石灰硫黄合剤の7倍液を散布します。

これらの作業のうちマシン油乳剤の散布を先日済ませたところです。
この後、施肥と石灰硫黄合剤の散布を2月から3月にかけて行う予定です。
我が家の桃の木は樹齢26年~27年になりますが、毎年、これらの作業を行っていることで現在でも樹勢は強く、たくさんの花を咲かせます。