散歩をしていると、各地で満開となっている黄色い「レンギョウ(連翹)」の花を見かけます。
私が住まいしている大阪・熊取町の山の手台住宅地内の遊歩道にも7~8本の「レンギョウ(連翹)」の木が植栽されており、よく剪定された枝には黄色い花が咲き乱れています。
今日は、この遊歩道に植栽されている「レンギョウ(連翹)」の花をご紹介します。
・遊歩道の7~8本の内の1本です。
「レンギョウ(連翹)」は、モクセイ科レンギョウ属の落葉低木で、原産地は中国です。
日本へは平安時代初期に渡来したと言われていますが、実際に渡来した時期は定かではなく、江戸時代前期に栽培の記録があることから江戸時代だと言う説もあるようです。
・傍で見る、レンギョウの花は黄色一色でとてもきれいです
和名の「レンギョウ(連翹)」の名前は漢名の「連翹」を音読みしたものと言われています。
「レンギョウ(連翹)」の果実にはルチン(rutin)などの成分が含まれており、漢方薬として利用されています。
漢方医学では「連翹」と呼ばれて、解熱剤、消炎剤、利尿剤、排膿剤、腫瘍・皮膚病などの鎮痛剤に用いられているようです。
・山の手台の遊歩道のレンギョウ(連翹)です。
詩集『智恵子抄』で知られている詩人の高村光太郎は、連翹をこよなく愛したそうです。
このため光太郎の命日である4月2日は「連翹忌」とも言われているそうです。