らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

梨の花

2011-04-26 | 家庭果樹

今日はナシの花をご紹介します。
我が家で栽培している梨は「二十世紀」と「豊水」で、この2種は互いの受粉樹として栽培しています。

日本における梨の歴史は古く、弥生時代の頃から食べられ始めたとされています。そして、693年には、持統天皇の詔において五穀と共にナシの栽培が奨励されたことが日本書紀に載っているそうです。
私が栽培している2品種の内「二十世紀」は明治時代に千葉県松戸市で発見されました。
一方の「豊水」は戦後になって、1959年(昭和34年)の「幸水」、1965年(昭和40年)の「新水」に次いで1972年(昭和47年)に登場したもので、梨の「三水」と呼ばれて普及しているものです。

・左が「二十世紀」、右が「豊水」の木です。


今年は両品種ともたくさんの蕾が付き、現在満開の状態ですが、冬の消毒を行わなかった関係か、「豊水」の枝の一部に花や蕾が凋んで枯れる病気が発生しています。

・「二十世紀」には病害虫の被害は見られず、たくさんの花が咲いています。


・これが「二十世紀」の花です。


互いの花粉を筆を用いて人工受粉しています。

・これは「豊水」の花です。


花が散れば小さな幼果が現れてきます。