〽夕焼け小焼けの赤とんぼ
負われて見たのは いつの日か
山の畑の桑の実を
小籠に摘んだはまぼろしか
これは、ご存知の通り、三木露風作詩、山田耕作作曲の「赤とんぼ」の歌詞です。
赤とんぼ「アキアカネ」は日本の秋を代表する身近な生き物で、群れをなして飛ぶ姿は正に童謡に歌われている風景そのものではないでしょうか?
アキアカネは日本固有種のトンボで、その生態は、稲刈りの終わった田んぼの水たまりに卵をうみ、そのまま冬を越して、翌年の春、田に水が張られるとその卵が孵化して幼虫となり、その後成虫になると夏は平野から山へ集まり、そして秋になると再び山から平野に戻る習性を持っています。
そのアキアカネが減少していると、以前NHKテレビで報道していました。
その原因は、田植えと同時に農薬を植え付けることによる影響が大きいと言われています。
先日、私の畑のすぐ傍で数十匹の赤とんぼが群れをなして飛んでいました。
・撮影できたのは群れをなして飛んでいた一部の赤とんぼです。
全国的には、アキアカネは減少しているそうですが、幸いなことに我が町、大阪南部の熊取ではまだたくさん見られます。
実りの秋を代表する身近な生き物だけに、赤とんぼ(アキアカネ)がいなくなると、極端に言えば日本の秋が無くなると言えるかもしれません。
日本の秋を演出してくれるアキアカネに感謝です。