らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

冬瓜(トウガン)

2012-09-17 | 家庭菜園

今年初めて冬瓜(トウガン)を植えました。
苗は春先に菜園仲間から頂いたものですが、その時は「カモウリの苗」と言っていたので、マクワウリのような果実的野菜かと思っていましたが、花が咲いて実ができると、何と冬瓜ではありませんか?
そこで、冬瓜とカモウリは果たして同じものかどうか調べてみると、カモウリは冬瓜(とうがん)の別名であることが分かりました。

今回収穫した冬瓜は、頂いたその苗を畑の隅に植え付けて、そのまま伸びるに任せていたものですが、その蔓に1個の幼果が止まり、それが大きな果実となったものです。
サイズは高さ26センチ、周囲85センチ、直径24センチと、思いの外大きなものが実り、驚いているところです。

・これが収獲した冬瓜(トウガン)です。


冬瓜(トウガン)はウリ科のつる性一年草で、原産地はインド、東南アジアと言われ、日本には古くに渡来し、平安時代から栽培されているそうです。
元々の名称は「冬瓜」を音読みした「とうが」で、これが転じて「とうがん」となったそうですが、「冬瓜」の表記は、果実を丸のまま冷暗所に置けば、他のウリ類がなくなる冬まで保存できるとされるところから「冬」の「瓜」と書いて「冬瓜」と言われているそうです。

冬瓜の成分は殆ど(96%)が水分で、味は余りないことから、調理では煮物、あんかけ、酢の物、スープ、蒸し物などとして他の味を含ませる料理に用いられます。
また、漢方では、体を冷し、熱をさます効果があるとされ、種子は冬瓜子(とうがし)、白瓜子(はくかし)、冬瓜仁(とうがにん)などと呼ばれ、利尿剤などとして用いられるようです。