らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

神戸・淡路島日帰り旅(その4)「メモリアルハウス」

2012-09-25 | 旅行

昨日の野島断層に続いて、今日は「メモリアルハウス」をご紹介します。
「メモリアルハウス」は、活断層の真横でも殆ど壊れなかった家を「震度7の震災に耐えた地震に強い家」として公開しているもので、家の塀や花壇のレンガがずれた様子、当時の台所などが再現されていました。

公開されているこの家は鉄筋コンクリート造りで、通常の2倍以上のコンクリートを使用していて基礎がしっかりしていたことや地盤が良かったなどの要因で殆ど壊れずに残りました。
断層は家の海側1mを通り、家は元の位置から20㎝持ちあがり、横に約120㎝動いたそうです。
地盤が傾いたために、家全体が基礎ごと傾きましたが、家の歪みや壁と柱の隙間は殆どありません。

・「メモリアルハウス」は、震災の被害にあった民家をそのまま保存しているものです。


・再現された「地震直後の台所」です。  地震で被害を受けた台所の様子を、証言をもとに再現しています。
 テーブルや椅子、ワゴン等の家具類は大きく移動し、食器棚は倒れて食器が散乱しました。


震度7でも殆ど傾かなかった家屋です。
青線が震災前の家屋の水平ラインです。震災後の傾きと比べるために青線を引いていました。


・120㎝ずれた花壇のレンガが当時のまま保存されています。 壊れた塀も当時のままです。


震災体験館では、兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)と同じ震度7を体験することができます。
この体験コーナーでは、1回9名が震度7の揺れを約40秒間体験できます。

・体験するため9名が椅子に座ったところです。この後、揺れを体験しましたが、揺れの大きさに恐怖を感じました。


「野島断層保存館」を見学して、震災の恐怖を実感しました。
今後30年以内に「南海トラフ巨大地震」が発生する確率が70%以上と云われている今、各自が防災意識を高め、地震への備えを早めにとっておくことの重要性を改めて感じました。