らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

二の舞の語源

2013-01-12 | 雑学

昨日、安倍総理は記者会見を行い、経済再生が「1丁目1番地である」と力強く述べ、補正予算13兆円、事業規模にして20.2兆円と史上最大規模となる緊急経済対策を発表し、いよいよアベノミクスが本格的に動き出しました。
市場の受け止め方も好意的であり、昨日の外国為替相場は2010年6月29日以来、2年半ぶりに89円台まで下落し、現在円安水準で推移しています。
これを受けて、日経平均株価も2011年2月11以降、1年11カ月ぶりに10800円台を回復し、終値は1万801.57円台となりました。
政権が代わって過大な期待が先行している感じもありますが、6年前の第1次安倍内閣のことがあります。
「二の舞」を舞わないように、確実に景気回復を図って欲しいと思います。

さて、今日はこの「二の舞」という言葉について調べました。
「二の舞」とは、前の人の失敗を繰り返すことを言いますが、その由来は蔵面(ぞうめん)をつけて舞う雅楽の一つ「安摩(あま)」の答舞からのようです。
安摩の答舞は二人で舞い、「安摩(あま)」に引き続いて、それを見ていた咲面(わらいめん)の老爺と腫面(はれめん)の老婆が、わざと失敗しながら安摩の舞を真似てこっけいに舞うもので、ここから人と同じ失敗をもう一度繰り返すことを言うようになりました。

なお、「二の舞」の言葉の使い方は「演じる」が正しく、「繰り返す」と使うのは繰り返しの意味が重複することから誤りであり、、更に、「二の舞を踏む」は「二の足を踏む」と混用したもであり、これも誤りです。