らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

リング

2015-03-07 | 雑学
突然ですが「リング」と言えば何を連想されますか?
多分、engagement ring(婚約指輪)やwedding ring(結婚指輪)、或いは単なるring(指輪)などの丸い輪を想像されると思います。
ところが、ボクシングやプロレスのリング(ring)は正方形ですよね。
何故、正方形をリングと言うのでしょうか?

調べてみると、嘗て、ボクシングには決められた試合スペースはなく、観客たちが長いロープを持って輪をつくり、その中で試合が行われていたそうです。
つまり、現在では正方形のボクシングのリングも最初は丸い輪の中で試合が行われていたことから、試合スペースはリングと呼ばれ、それがリングの語源となっています。

そして、最初にリングの大きさを決めたのはジャック・ブロートンという人物で、1743年に発表した「ブロートン・コード」というルールブックの中に、「固い土の上に作られた直径25フィート(直径約7.62m)の円形をリングとする」と記されているそうです。

その後、ボクシングの試合が興行化し、たくさんの観客を集めるようになると、試合スペースが不特定と言う訳には行かなくなり、やがて地面に直接4本の杭を立てて、それにロープでつないだエリアを試合スペースとするようになりました。
四角のスペースになっても「リング」という名前だけはそのまま残ったそうです。

なお、リングの大きさは1865年成立の「クインズベリー・ルール」によって一辺が24フィート(約7.32m)の四角形と規定されましたが、現在は18~24フィート(約5.49~7.32m)の範囲内と変更されているようです。
また、日本のプロレスのリングは一辺が6~6.4mが主流で、一辺5.5メートル前後が主流の欧米より若干大きいものが使われているそうです。