らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

上京型詐欺に注意

2015-03-14 | 消費者問題
長野・金沢間の北陸新幹線が今日開業し、上り一番列車が午前6時に金沢から東京に向けて出発しました。
これで東京-金沢間は最短2時間28分で繋がり、現在よりも約1時間半早く結ばれるようになります。
報道によれば、この新幹線の開通により、金沢や富山を始め北陸の沿線各都市は首都圏からの観光客が増えることを期待しているようです。

しかし、新幹線の開通はオレオレ詐欺も待ち望んでいるようです。
先日テレビで、新幹線を利用して上京させる「上京型詐欺」が増加しているので注意して欲しいとのニュースが流れていました。

警察庁によると、地方に住む高齢者に息子や孫を装って電話をかけ、東京まで現金を持参させる「上京型」詐欺が昨年初め頃から増え始め、信越地方や東海地方など新幹線沿線地域を中心に被害が発生しているということです。
今年に入って既に12件発生しており、そのうち6件で2500万円の被害が発生していると報じていました。

上京型詐欺の特徴は、被害に遭った人の多くが新幹線沿いの地域に住んでいることです。
従って、今日開通した北陸新幹線沿線に当たる富山県、石川県、福井県などが狙われる可能性があるとして、警察庁が新たに注意を促しています。

詳細な事例について、ヨミウリオンラインの「新幹線 上京型 のワナ」にリンクしておきます。

更に、新幹線だけでなく、飛行機を使って東京に呼び寄せる手口もあるようです。
その事例の概略は、次の通りです。
犯人は被害者の息子をかたり、「インフルエンザにかかり、声が変かもしれない。携帯電話を変えた。株で損をして、会社のお金を2人で2000万円使い込んだ。羽田に来て欲しい」と電話を掛けてきました。

電話を受けた熊本の70歳代の老夫婦は羽田空港に飛びました。
到着後、国内線第1ターミナルで夫とはぐれた妻が、ターミナル内を不安そうな表情でキョロキョロしていたところ、JALの空港係員に声を掛けられました。
係員から上京した理由を尋ねられると、「息子にお金を渡すために来た」と言われたことから、「詐欺ではないか?」と感じた係員が上司に相談。現金の受け渡し場所を変更するなど不審な点があったことから、被害者を空港内の交番へ案内して被害を防いだ。

詳細な事例については下記にリンクしておきます。
飛行機による「上京型詐欺」の事例です。

警視庁の調べによれば、親族を装ったオレオレ詐欺被害者の内、
・8割以上は女性です。
・そして約5割が70歳代です。
・約7割が夫婦2人又は一人暮らしだそうです。
・犯人がなりすました息子や家族の約9割が首都圏に居住しているそうです。

自分は大丈夫と過信せず、離れた家族との間に合言葉を決めておくなどの対策をして、被害に遭わないように気をつけてください。