らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

アクティブ・カウチポテト

2016-02-10 | 情報

「アクティブ・カウチポテト(active couch potato)」と言う言葉をご存知でしょうか?
「アクティブ・カウチポテト」の「アクティブ(active)」は活動的な、活発な、元気な等の意味、「カウチポテト(couch potato)」のカウチは寝いす、長椅子、寝床等の意味で、ポテトはポテトチップのポテトでジャガイモのことです。

この三つの単語が一つになってできた言葉が「アクティブ・カウチポテ」です。
意味は、「仕事の後には、寝いすに横たわってポテトチップを食べながらテレビやビデオを見て過ごすライフスタイルの人」、所謂、「運動もするけど座業時間が長い人」の事を指して使われる言葉です。
そして、このような人は死亡リスクが高まると言うことが最近の研究で分かった来たのだそうです。

研究では、1,700人強の男女の運動レベルを検討した結果、ものを書く、読むなどして1日に11時間以上を座って過ごす男性は、座業に費やす時間が1日7時間未満の男性に比べ、ポリープを発症するリスクが45%高かったそうです。
更に、座業中心の生活をしている男性は、たとえウォーキングやジョギング、ゴルフをしても、大腸ポリープの再発リスクが高いことが新たに報告されたということです。

オーストラリアやイギリスで、国を挙げて「座りすぎ」への対策が取り組まれているそうで、特に、オーストラリアでは20万人規模の調査が行われ、1日に11時間以上座っている人は、4時間未満の人と比べると、死亡リスクが1.4倍も高い結果が出たそうです。
長時間、椅子などに座り続けることで、血液の循環や代謝に異常をきたして、心筋梗塞や糖尿病、肥満など生活習慣病の発症リスクを高めると考えられているということです。
また、デスクワーク中心の女性は、立ち・歩きの多い仕事の女性に比べ、癌死亡リスクが60%以上高く、テレビをみるために1時間座り続けると平均寿命は22分短くなるなどが言われているようです。
なお、これはあくまで活動時間(起きている時間)内の統計で、就寝時間は除外しています。

「対策」
座り過ぎ対策としては、身体を動くことが大切とのことです。
座ることをこまめに中断し、立ち上がって動くことで血液中の糖や中性脂肪の値が改善されるそうです。
目安は20分~30分座り続けたら2分~3分立って動くこと。少なくとも1時間に一度は立ちあがった方が良いようです。
それに加えて軽めの運動を取り入れると更に良いようです。
例えば、家の中を歩いたり、立っているときも膝を曲げ伸ばししたり、踵の上下運動や足踏みをしたりするなどです。

日本人は1日平均8〜9時間座っているそうです。
死亡リスクを減らし、平均寿命を延ばすためにも、少なくとも1時間に一度は立ちあがり、身体を動かすような生活スタイルを取り入れていきたいものですね。