インフルエンザが猛威をふるい始めました。
昨日のニュースによると、大阪では今月7日までの1週間に医療機関から報告されたインフルエンザの患者数が、大きな流行が起きている恐れを示す警報レベル、即ち、1つの医療機関あたり30人を超えて31.64人となっています。
大阪府で警報レベルを超えたのは去年より1か月余り遅いようですが、流行は今月いっぱいは続き、大流行する恐れもあることから自治体などは、手洗いやマスクの着用など対策を徹底するよう呼びかけています。
「インフルエンザの予防」
・インフルエンザはウイルスがいる空気を吸い込むだけでもうつります。
・外出から帰宅した場合はすぐに手洗いとうがいを行いましょう。
・また、マスクは、ウイルスがマスクの織り目を楽に通過してしまうので、大きな効果は期待できないそうですが、かかった人が他の人にうつすことはある程度避けられ、冷たく乾燥した空気から、のどや鼻の粘膜を守るのには役立つようです。
「風邪の予防」
風邪は、せきやくしゃみを浴びるだけでなく、かかった人の鼻水や唾液がついた手で自分の鼻や口の粘膜に触れるとうつるため、丁寧なうがいや、石けんを使っての手洗いが効果的です。
特にうがいは、ウイルスに荒らされた粘膜に、さらに細菌がとりつく「2次感染」を防ぐため、重症化予防としての意味もあります。
また、鼻や口を覆って接触を避けるという意味や、鼻の中の温度と湿度を保つという意味で、マスクには、感染を予防する一定の効果が期待できます。
「民間療法」
昔から伝えられている民間療法も案外効果があるそうです。
その一つは紅茶でうがいをすることです。
ある雑誌によれば、風邪のひき始めの、喉がいがらっぽく感じられるときには、濃く入れた紅茶でうがいをするといいということです。
紅茶にはカテキンと言う物質が含まれていますが、このカテキンには細胞内へのウィルスの侵入を防ぐ効果があるそうで、副作用の心配等で薬はなるべく飲みたくないと言う人には、お試しになる価値がありそうです。
更に、風邪の予防には紅茶の他に、昔から塩水でうがいするのがよいと言われていることから、もし、風邪をひいたかなと思ったら、塩水にお酢を少し入れてうがいをするのもいいようです。
お酢には殺菌作用があるので、のどの痛みや炎症を抑える効果があって、結構効き目があるそうです。
このうがいは、風邪で喉がいがらっぽい時は勿論、喘息の人も呼吸が楽になるということです。
ただ、風邪のひき始めについてはこのような予防方法を試すこともできますが、こじらしてしまった時は早めに医療機関を受診してくださいね。