らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

晩白柚(ばんぺいゆ)

2016-02-18 | 家庭果樹

先日、家内が懇意にしている地元のF夫人から大きなミカンをもらってきました。
このミカンはF氏の畑に植えている木から、今年、数個取れたものの一つだそうです。
サイズは直径17㎝、高さが15㎝もあるビッグサイズで、私は手に取るのは初めてで、その大きさにビックリしました。
調べてみると、これは「晩白柚(ばんぺいゆ)」という品種で、文旦などと同じザボン(白柚)の一種でした。

原産地はマレ-半島で、日本へは1920(大正9)年に熊本県八代郡東陽村の植物研究家、島田弥市氏がベトナムのサイゴン植物園で発見したものを持ち帰ったことで伝わり、当時、栽培・普及に努めたそうですが、広まらなかったようです。
柑橘類の中では最大級で、世界最大とも言われており、直径は20~25cm、重量は1.5~2.5kgにもなり、大きい物だと3kgを超える物もあると言い、平成17年にはギネスにも認定された晩白柚もあるようです。

・これが頂いた晩白柚です。


晩白柚(ばんぺいゆ)の名前の由来は、台湾で果肉が白いみかんを白柚(ぺいゆ)と呼んでおり、熟すのが遅かったので晩(晩生)白柚とされたそうです。



バンペイユ(晩白柚)の主な産地は熊本県で、全国生産の96%以上を占めており、県内でも八代市が主な産地となっています。
その八代市の園田清治さんのハウスで、平成17年(2005年)1月に収穫された晩白柚は世界で最も重量が重いザボン類としてギネス世界記録に認定されました。
認証された晩白柚は、重さ4.858kg。、直径26cm。通常の2倍程の大きさがあり、バスケットボール程の大きさだそうです。



バンペイユ(晩白柚)は皮が非常に厚く、表皮の内側に柔らかい綿のような部分があり、果肉はもとの大きさかすると小さく感じますが、それでも果肉だけでグレープフルーツの丸ごとの大きさ以上あります。



早速食べてみました。
果汁は少なく、果肉はサクサクとした歯ざわりで、グレープフルーツから果汁と苦みを取り除いたような食感でした。
一袋が大きく、中身が締まっているので、1切れでも食べ応えがあります。