今、故田中角栄元総理が見直されているようです。
先日、某民放の番組で、元衆議院議員の石原慎太郎氏が次のように語っていました。
『田中角栄は知識、行動力とも抜群で大好きだ。田中角栄については、嫌いな方も多いと思いますが、33本もの議員立法を成立させるなど、先見性と実行力は他に類を見ない政治家なのです。田中角栄に匹敵する政治家になるにはどうすればよいか、とよく考えるが、私の場合はさらに知識・教養を高めるとともに様々な場所を訪れ、多くの方々のお話を聞き、社会のあり方と問題について学ぶことが必要であると思う。』
その田中角栄が住んでいたのが東京都文京区目白台一丁目で、彼の自邸は2,575坪(約8,500m²)の敷地を誇り、「目白御殿」と呼ばれて、政財界の要人が常時ここを訪れたことから「目白詣で」といわれていました。
さて、今日のもう一つの目白(メジロ)は、同じ目白でも「目白詣で」の目白ではなく、野鳥のメジロです。
今年もわが家の庭にはつがいのメジロがやってきて、チロリアンランプの蜜を啄んでいます。
毎年、つがいで飛来しているので、もしかすると同じ鳥なのかもしれません。
一般的にメジロは、秋から冬には群れをなして、押し合いへし合いして木に止まる習性がある事から、この習性を称して「目白押し」と言い、大勢の人が先を争う様子の事を指すようになりました。
子供の遊びの中に、大勢で押し合い、押されて列外に出た者がまた端に加わって中の者を押し出す「目白押し」がありますが、野鳥の「目白押し」でも、押されてはみ出すメジロもいることでしょう。
わが家に飛来するメジロは2羽からせいぜい4羽なので、「目白押し」はみられませんが、一度見てみたいものです。
一方、嘗て、田中角栄が住んでいた東京都の「目白御殿」にも、当時の自民党の議員や財界の要人が押しかけていたことから、「目白詣で」ならぬ「政財界の目白押し」だったのかも知れません。
今、見直されていると言われている政治家田中角栄さん、草葉の陰からこの状況をどのように見ているのでしょうね。