らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

當麻の里を歩く(3)當麻寺(1)

2017-10-05 | 趣味

今回の「當麻の里を歩く」では、今日ご紹介する當麻寺がメインスポットとなります。

「當麻寺仁王門(東大門)」
東大門(仁王門)は三間一戸の楼門です。
創建当初はどの門が「正門」だったのか不明ですが、中世になって信仰形態が西方極楽浄土におわす「阿弥陀如来」の崇拝と変わったことから、東大門が正門となったということです。



当麻寺東大門(仁王門)の仁王像(阿形)です。
年代を感じる阿形像ですが、説明書がないため詳細は不明です。



当麻寺東大門(仁王門)の仁王像(吽形)です。
吽形像も同様に詳細は不明です。



「當麻寺」
當麻寺は、奈良県葛城市にある7世紀創建の寺院で、山号は「二上山」、宗派は高野山真言宗と浄土宗の並立となっている珍しいお寺です。
開基は聖徳太子の異母弟・麻呂古(まろこ)王とされています。
用明天皇の皇子・麻呂子王が推古天皇二十年(612年)に河内に建てた万宝蔵院に始まり、その後、天武天皇白鳳11年(681年)に麻呂子王の孫・當麻国見が現在地に移してこの地方の豪族當麻氏の氏寺として整備したと伝えられています。
創建時の本尊は弥勒仏でしたが、現在信仰の中心となっているのは当麻曼荼羅だそうです。

・当麻寺の広い境内です。


「現存最古の梵鐘」
国宝の梵鐘です。
無銘ながら、作風等から日本最古級と推定される梵鐘で、當麻寺創建当時の遺物と推定されているそうです。



「本堂(曼荼羅堂)(国宝)」
寺伝では、本堂は曼荼羅信仰の中心となっている堂で千手堂の後身であると伝えています。
堂宇は東面して建ち、桁行七間(正面21.02m)梁行六間(奥行18.06m)寄棟造、本瓦葺で、背面北寄りに純和様の木瓦葺の閼伽棚(あかだな:仏に供える水又は花などを備える棚)(鎌倉時代)が付加されています。

・国宝の本堂です。