昨日、鉢植のレモンの木にクロアゲハが1匹飛来しました。
春先の花が咲いている頃はモンシロチョウや野鳥の飛来はありましたが、クロアゲハこれまでに来た事はなく、初めてのことです。
今日は庭に飛来したクロアゲハをご紹介します。
クロアゲハが飛来したのはレモンの木で、木の周りを何回も飛び回っていました。
この時期、レモンの木には花はなく、青い実が生っている状態です。
花がなければ蜜を啄みに来たのではない事だけは確かです。
では、何故レモンの木の周りだけを飛び回っているのか?
不思議に思って調べてみると、どうやら卵を産みつけに来たのではないかと思われます。
カメラを向けると気が付いたのか飛び去りました。
・静止しないのでしかとは分かりませんが、多分この蝶はクロアゲハだと思います。
クロアゲハは鱗翅目(りんしもく)アゲハチョウ科の最も普通にみられるアゲハチョウの1種です。
分布は、本州 (北部と高地を除く) 、四国、九州、南西諸島、国外では台湾からネパールにまで分布しているそうです。
前翅(ぜんし:前の羽根の一対)の開張幅は 100~120mmで、全体に黒く、後翅(こうし:後ろの羽根の一対)外縁に沿って赤紋が並び、雄には後翅前縁に白帯があります。
林の中など暗いところを好んで樹間を縫うように飛び、ツツジやユリなどの花に吸蜜に来るようです。
クロアゲハはサンショウ、イヌザンショウ、カラタチなどの葉に卵を産み付け、その卵が幼虫になると、産みつけられた木の葉っぱはほとんど坊主にされてしまうことがあるようです。
カラタチによく似た我が家のレモンの葉っぱにも卵を産みつけているかも知れません。
丸坊主にされないようにレモンの木を注意深く見守りたいと思います。
・上記の画像を拡大しました。