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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

京都の旅(4)京都御所(2)

2017-10-01 | 旅行

京都御所の2回目として清涼殿から御常御殿までをご紹介します。

「清涼殿」
平安時代中期(10世紀中頃)以降、天皇が日常生活の場として使用された御殿です。
政事・神事等の重要な儀式もここで行われました。
天正18年(1590年)に御常御殿にお住まいが移ってからは、主に儀式の際に使用されました。
この建物は安政2年(1855年)の造営で、建築様式は、入母屋、桧皮葺(ひわだぶき)の寝殿造りとなっています。
現在の建物は平安時代のものより小さくなっていますが、古生制に則って建てられているそうです。



「小御所」
小御所は御元服御殿ともいい、寝殿造りと書院造の両要素が混合した様式の建物です。
ここでは、東宮御元服、立太子の儀式、皇太子の儀式など、諸種の儀式が行われ、武家との対面にも用いられました。
1867年(慶応3年)12月9日の王政復古の大号令が発せられた日の夜、あの有名な「小御所会議」がここで行われました。



「小御所の蹴鞠の庭」
小御所と御学問所の小庭を言います。
蹴鞠は鹿皮で出来た鞠を落とさずに蹴り渡す球戯で、一定の作法のもとに行われます。
天皇はこの場所で催される蹴鞠をご覧になったそうです。



「御学問所」
慶長18年(1613年)に清涼殿から独立した御殿で、御読書始めや和歌の会などが行われました。
慶應3年(1867年)ここで明治天皇が親王・諸臣を引見され、「王政復古の大号令を発せられました。
建物は入母屋桧皮葺(いりもやひわだぶき)の書院造となっています。



「御池庭」
池を中心とした回廊式庭園です。
前面は州浜で、その中に舟着きへの飛び石を置いています。右に欅橋が架かり、対岸には樹木を配し、様々な景色を楽しむことが出来ます。



「御常御殿」
京都御所のなかで一番大きな建物が「御常御殿(おつねごてん)」です。
天皇の日常のお住まいとして清涼殿内に設けられていた常御所が天正18年(1590年)に建物として独立したものです。
天皇のお住まいであるとともに儀式や対面の場としても使われました。
天皇がお休みになられた御寝(ぎょしん)の間など15室からなっており、全て畳敷きになっています。



「清所門と築地塀」
清所門(せいしょもん)は一般公開の出入り口になっています。 
この門は普段から皇宮警察が門番として常駐しています。
京都御所の「築地塀(ついじべい)」は、五筋の白線をつけた薄い泥色の壁で、格調ある静閑な雰囲気をもっています。