落花生は、マメ科ラッカセイ属の一年草で、別名はナンキンマメ(南京豆)、英語では、ピーナッツと言います。
原産地は南米のボリビア、アンデス地域といわれています。
落花生の栽培の歴史は古く、ペルーのリマ近郊の遺跡からの出土品により、紀元前850年頃には既に栽培されていたそうです。
日本には中国を経由して1706年に渡来し、当時は南京豆と呼ばれていました。
・これが落花生の花です。小さな花ですが愛嬌のある形をしています
落花生の名前の由来は、花が地中に落ちて、そこから豆が成長する(生まれる)事から付けられたようです。
花が終わると「子房柄(しぼうへい)」が伸びて土に刺さり、この先に莢が出来て結実します。
「子房柄(しぼうへい)」とは、雌しべの一部で、受精後針のような根が茎から伸びてきます。これが子房柄といわれるものです。
これがだんだん伸びて土の中に入ってその先端に落花生の莢をつけます。
花が咲いてから85~90日程度で収穫時期となります。
・紫色の針のようなものが「子房柄(しぼうへい)」です。これが伸びて土に刺さり、その先端に豆の莢ができます。
・落花生の畝です。
落花生は夏の作物なので水をそれ程必要としませんが、「子房柄(しぼうへい)」が 土に刺し込む頃に土が乾燥しているような場合は水を撒きます。
あまりに乾燥すると豆の生育に影響を及ぼすようです。従って、子房柄が刺し込んだら2~3回水を撒くようにします。
また、花が咲き始める頃は落花生自身の石灰分が必要となってくるので、この頃1平方m当たり約50~100gを全面に蒔いて軽く耕し、落花生の株の元に土寄せを行います。
草取りは常時必要ですが、、「子房柄(しぼうへい)」が土に刺し込んでからの草取りは控えます。
刺し込んだ子房柄が草取り等で抜かれてしまうと、元に埋めても莢をつけないようです。
・各株からこのように花が咲いてきます。
「栄養成分」
落花生の栄養成分は脂質が約47%含まれており、豆類の中では最も多いようです。
次いで、たんぱく質25%、糖質16%、ビタミンなどが12%となっており、肝臓の働きを助けるメチオニンを含んでいるそうです。
また、ビタミンB群、ビタミンE、湿疹や口角炎に有効なナイアシンなどをバランスよく含んでいます。
「健康効果」
・ビタミンB1や若返りのビタミンとしても知られるビタミンEが豊富に含まれているそうです。
更に、コレステロールを抑えるオレイン酸、たんぱく質などにより、動脈硬化の予防やガンの予防、老化現象の予防効果が期待できるようです。
他にも、高血圧や動脈硬化を予防し、血液の流れを良くし、手足の冷え性、しもやけなどには効果的だそうです。
・落花生を茹でた「ゆで落花生」には「葉酸」や「食物繊維」が豊富にあり、貧血や便秘の予防効果が期待できるといわれています。
・但し、脂質の多い落花生は、約30g(約30粒)で、ご飯軽く一膳と同じエネルギーがあるそうです。食べ過ぎに注意しましょう。
(参考)
・落花生の国内産地は千葉県で、全国生産の75%を占めているそうです。
今日7月20日は雑節のひとつ「土用の入り」で、今日から8月6日までが「土用」です。
そこで、今日は「土用」と「ウナギ」について調べてみました。
「土用」は年4回あって、立春、立夏、立秋、立冬の前18日間を言い、各々次のように呼ばれています。
・立春の前は「冬の土用」 ・立夏の前は「春の土用」
・立秋の前は「夏の土用」 ・立冬の前は「秋の土用」 と言っています。
そして、ウナギがよく売れるのが「夏の土用」であり、この期間内でも特に「丑の日(今年は26日)」が「土用の丑の日」として最も販売促進される日となっています。
「土用の丑の日」
「土用の丑の日」とは、各々の18日の土用期間中にくる「丑の日」のことで、年によっては2回来ることがあります。
この場合、2度目の「丑の日」を「二の丑」と言いますが、今年の「夏の土用」では「丑の日」は7月26日の1回だけとなっています。
「土用の丑の日と鰻の由来」
「土用の丑の日」と鰻の由来については、一説では、江戸時代に夏になると暑くて鰻が売れず、困った鰻屋が蘭学者の平賀源内に相談したところ、「今日は土用の丑の日です」と看板を出すように言われ、それを実行したところ大繁盛したのがきっかけと言うものです。
現在では「夏ばて防止」をスローガンに、鰻がよく売れていますが、考えてみれば、今も昔も業者の販売戦略に乗せられているような気がします。
しかし、鰻にはビタミンAが豊富に含まれており、それ以外にもビタミンB,D,Eやたんぱく質、カルシュウム、鉄分などの栄養素があって、夏ばて防止に効果があるとされていることから、「土用の丑の日」以外であっても、栄養学的にみて健康に良いようです。
「土用の謂れ」
「土用」は中国の思想、陰陽五行説からきています。
五行説とは、全てこの世のものは「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素からできているという古代中国の思想です。
この思想は、即ち、「木」は燃えて火となり、「火」はその灰から土を生み、「土」は金を形作り、「金」からは水ができ、「水」は木を育むと言います。
そして、陰陽五行説とは、「一切の万物は陰・陽二気によって生じ、五行中、木、火は陽に、金、水は陰に属し、土はその中間にあるとし、これらの消長によって天地の変異、災祥、人事の吉凶を説明する」というものです。
この5つの要素の「気」を季節に割り当てて、「春」は木気(立春)に、「夏」は火気(立夏)に、「秋」は金気(立秋)に、そして「冬」は水気(立冬)になり、残った「土」に「気」を与えて土気とし、「土用」と呼ぶようになったと言われています。
「土用の禁忌」
「土用」には「禁忌」があります。
・土用に土を犯すことは忌むべき。
土用の期間は土の「気」が盛んなので、土に触るのはよくない。
・丑の日に大根の種をまかない。
季節の変わり目で体調を崩しやすいので、農作業のような大仕事は慎むべき。
・葬送は延期する。
現在では医療も発達し、また農家も機械化が進み、それほど気にしなくてもよいと思いますが、季節の変わり目だけに健康に十分注意したいものです。
そこで、「海の日」の由来について調べました。
「海の日」とは、1996年(平成8年)に制定された国民の祝日の一つで、その趣旨は、「海の恩恵に感謝すると共に、海洋国日本の繁栄を願う」とされています。
制定当初は7月20日でしたが、国民の祝日に関する法律(祝日法)の改正(ハッピーマンデー制度)により2003年(平成15年)から7月第3月曜日となりました。
世界の国々の中で『海の日』を国民の祝日にしている国は日本だけだそうです。
元々、7月20日は「海の記念日」という記念日でした。
これが1996年(平成8年)に国民の祝日になり、更に2003年(平成15年)から7月の第3月曜日となったものですが、この「海の記念日」の制定経緯は次のようです。
1876年(明治9年)、明治天皇の東北・北海道地方巡幸の際、それまでの軍艦ではなく灯台巡視の汽船「明治丸」によって航海をし、7月20日に横浜港に帰着したことに因み、1941年(昭和16年)に逓信大臣村田省蔵の提唱により制定されたものです。
なお、この時に使用された「明治丸」は明治29年からは商船学校に譲渡され係留練習帆船として使用され、現在は東京海洋大学海洋工学部(旧東京商船大学)越中島キャンパスに重要文化財として保存されているそうです。
7月20日の「海の記念日」が「海の日」として祝日になった経緯
国土交通省のホームページによれば、
私たちの国は、四面を海に囲まれた海洋国で、はるか昔から外国からの文化の伝来をはじめ、人の往来や物の輸送、産業、生活な どの各分野にわたって、海に深くかかわってきました。
昨今、ウォーターフロントが開発・整備され、マリンレジャーが広く普及するなど、海を利用する機会が多様化しましたが、一方で地球環境の保全という観点から特に海の役割が一層高まっており、海洋汚染防止などの必要性が一層高まっています。
このような海の重要性にかんがみ、国民の祝日「海の日」を設けようと国民運動が大いに盛り上がり、その結果、平成8年(1996年)から「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日」として7月20日が国民の祝日「海の日」として制定されました。
さらに、平成15年(2003年)年から7月の第三月曜日となり、三連休化されたものです。 (国土交通省のホームページの「報道・広報」より)
今日は私の畑に咲いている「パイナップルリリー」の花をご紹介します。
「パイナップルリリー」は、ユリ科(ヒアシンス科)の球根植物で、草丈は40cm~1m超にもなり、夏には40~50輪の小さな花が花茎に沿って穂状にたくさんつきます。
その頂点に小さな葉がつく姿がパイナップルに似ていることから、「パイナップルリリー」の名前がつけられたようです。
・パイナップルによく似た「パイナップルリリー(ユーコミス)」です。
原産地は中央アフリカから南アフリカと言われ、日本には明治の終わり頃に渡来し、「ホシオモト(星万年青)」の名前がつけられています。
・星のように小さな花をたくさん咲かせることから和名の「ホシオモト(星万年青)」の名前がつけられている「パイナップルリリー(ユーコミス)」の花です。
「パイナップルリリー」は英名での呼び名です。学名は「ユーコミス」といい、英名と共に学名でも呼ばれることが多いようです。
・パイナップルのような形をした、珍しい「パイナップルリリー」の花です。
この花は、別名を「エウコミス」と言い、ギリシャ語で「美しい頭の毛」と言う意味だそうです。
これは花茎の頂点に小さな葉がたくさんついている形状に由来していると言われています。
・ギリシャ語で「美しい頭の毛」と言われる花茎の頂点についている小さな葉です。葉の下には穂状に咲いている花が見えます。
・花色は淡緑色や白色などが主流で、夏には爽やかでトロピカルな気分を醸し出してくれる花です。
葉の縁は波状をしており、この葉がロゼット状に叢生(そうせい:群がり生えること)し、中央に40cm~60cmくらいの花茎を出して、淡緑白色の花を総状に多数つけます。
その先端には花をつけない苞葉(ほうよう)がたくさんついて、パイナップルの雰囲気を出しています。
・波状の葉がロゼット状に叢生(そうせい)している「パイナップルリリー」の葉です。
「パイナップルリリー」は耐寒性、耐暑性に強く、冬でも屋外で越冬が可能です。
また、余り手入れをしなくても毎年花を咲かせてくれますので、どなたでも手軽に楽しめる花だと思います。
日本で販売されている胡麻は、その殆どが中国産の胡麻のようです。日本ではコストが高くなり採算が取れないのでしょうか?
自家製胡麻の美味しさや家庭菜園の気軽さもあって、私は昨年から胡麻の栽培を始めました。
そこで、今日は私の胡麻栽培についてご紹介します。
ゴマはゴマ科に属する1年草で、原産地は熱帯アフリカから東インドとされています。
日本には縄文時代前期には既に渡来していたと推定されており、当時の遺跡から胡麻が出土されているそうです。
胡麻は多湿地や極端な酸性土壌を除けは、どのような土壌にも適応するようです。俗に、「日照りゴマに不作なし」と言われるように、乾燥に強く、乾燥農業に適した作物です。
・7月4日、10㎝位に生長した胡麻の茎です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/4e/a8102497afca54ca922f4d8afa7d0e9b.jpg)
しかし、日本では、胡麻の栽培農家は殆ど無く、国内生産は1%にも満たないようです。
2006年の統計によると、胡麻の需給は輸入の16万トンに対し国内生産量は僅か200トン程度にとどまり、国内の需要の99%以上を輸入に頼っています。
・貴重な国内生産胡麻の茎です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/c7/a73502cf0bb9b582092dcabbb048c2a4.jpg)
胡麻の名称の由来は、中国を経由して伝わったため、漢語の「胡麻」をそのまま音読みしたものだそうですが、他にもゴマの実は麻の実に似ていることから、「胡」から持ち帰った麻に似た植物と言うことで「胡麻」といわれるようになったとの説もあるようです。
なお、中国では、西域の異民族は「胡」と言われ、日本では「胡」から持ち帰ったものは「胡」が冠されて呼ばれています。
「胡麻」のほかにも胡瓜(きゅうり)、胡椒(こしょう)、胡桃(くるみ)などがあります。
・胡麻の草丈は長いものでは100~150㎝にもなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/fd/4c271b2640b6e3c4b499c8ba8876f26b.jpg)
アラビアンナイトの「アラジンと40人の盗賊」の中で、「開けゴマ!」と呪文をかけて扉を開ける場面がありますが、これはゴマの莢がはじける様子から生まれた言葉といわれています。
「私の胡麻の栽培方法」
・種蒔きの2週間前に苦土石灰を100g/㎡と堆肥2kg/㎡をいれて耕し、1週間前に化成肥料80g/㎡入れて畝を造ります
・幅60cmの畝に種を2条に直播し、本葉が2~3枚になったところで株間10cmくらいに間引きました。
・1ヶ月ほどで蕾がつき始め、その後、数日で下部から上部へ順に開花していきます。
・花の後、莢(子房)ができてその中に種子ができます。
・莢が茶色に変色したら摘み取って収穫します。
・よく乾燥させると莢が割れて種子が出てきます。
私は、畑ではいつもラジオを聴きながら作業をしています。
先日、ラジオを聴いていた時、NHKの「気になる言葉」の放送で「下さい」と「ください」の使い分けについて解説していました。
日常的によく使う「~クダサイ」を文字で表現するときは、漢字だったり平仮名だったり、その表記の仕方がまちまちだと思います。
そこで今日はこの使い分けについて、NHKの放送内容をそのままご紹介します。
この「ください」は、尊敬語の「くださる」が変化した丁寧・尊敬表現で、意味は大きく分けて2つあります。
1.例えば「りんごをクダサイ」「返事は私にクダサイ」。これは相手に何かしらの事物を願い求める時の“ちょうだい”といった使い方ですね。
英語でいえば〔give〕。つまり動詞ですよね。
2.一方「資料を配ってクダサイ」「どうぞご自愛クダサイ」などは、相手にこうして欲しいと動作を依頼したり命令する場合に用いる表現です。
英語でいえば〔please〕。“どうぞお願いします”といった意味ですね。
この場合は、「~てクダサイ」の形で動詞の後に付いたり、「ご○○クダサイ」「お○○クダサイ」の形で動作を表す名詞に付いて、敬意を添える補助動詞です。
実は、「クダサイ」の使い分けには、この品詞の違いが大きく関係しているそうです。
戦前は、品詞に関係なく全て「下さい」と漢字で書くのが一般的でした。
しかし、昭和28年に示された「文部省用字用語例」では、「“下さい”はやむを得ない場合以外は使わない」とし、公用文では専ら「ください」と平仮名書きになったそうです。
その後、昭和48年に新たに示された「文部省用字用語例」では、
・動詞の使い方としての「クダサイ」は『下さい』と漢字で書き、
・補助動詞の使い方としての「~(て)クダサイ」は『ください』と平仮名とする、漢字と平仮名の使い分けの基準が定められたそうです。
先程の例に当てはめると(1)の「りんごを私に下さい」は漢字で書き、(2)の「資料を配ってください」は平仮名書きに書き分ける事になります。
ただし、これは絶対的なものではなく公用文における申し合わせであって、普段はどちらで書いても間違いではないということです。
(以上、NHKラジオ”気になる言葉”より)
この「ユスラウメ(山桜桃)」は、私が住まいしている住宅地の遊歩道に植えられているもので、「山の手台フラワーの会」が世話をしており、現在、小さな赤い実をたくさんつけています。
・7月4日に撮影した「ユスラウメ(山桜桃)」の赤い実です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/86/8b8e9ed29de72a28234177121e9bf226.jpg)
「ユスラウメ(山桜桃)」はバラ科サクラ属の落葉低木の果樹です。
原産地は中国北西部、モンゴル高原、朝鮮半島といわれ、日本には江戸時代初期の頃に渡来したようです。
「ユスラウメ(山桜桃)」の木はよく分枝し、葉は楕円形で葉脈に沿って凹凸があり、表裏全体に細かい毛があります。
春には、葉に先立って、葉の付け根に桜に似た白色または淡紅色の5弁の小花を咲かせます。
花後は、小さな球形の果実をつけ、梅雨の頃、紅く熟します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/41/cded06a2ad066d40cad7dd89fce5db4a.jpg)
「ユスラ」の謂れは、朝鮮語の「移徒樂(いさら)」が訛って「ユスラ」になったと言われています。
ところで、朝鮮語の「移徒樂(いさら)」という言葉はどのような意味なのか調べましたが判りません。
そこで、広辞苑で日本語の「いさら(細小)」を調べたところ、「いささかの」「少しの」「小さな」などの意味であり、ユスラウメの「ユスラ」との関連は記されていませんでした。
・サクランボのような可愛い実です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/fd/ab7f3d407d0ad5e1a66469984175924e.jpg)
この果実は甘酸っぱく生食が出来、果実酒としても利用できます。
また、果実の種子を洗い、乾燥したものは生薬として利用されるようです。
漢方では「山桜桃(さんおうとう)」と呼ばれ、消化促進や便秘、利尿に効果があるとされています。
今日は私の「ハッサク(八朔)」栽培についてご紹介します。
「ハッサク(八朔)」は、ミカン科ミカン属の小高木で、日本が原産地だそうです。
江戸時代末期の1860年頃、現在の広島県因島市の「恵日山浄山寺」の境内において偶然発見された品種で、その名前の由来は、この寺の住職が「旧暦8月1日頃(八月朔日)になると食べられる」と言ったことから名付けられたといわれています。
(参考)「八朔はっさく)」とは、八月朔日(さくじつ)の略で、朔日(さくじつ)とは1日のことです。
つまり「旧暦の8月1日には食べられる」という意味ですが、実際の収穫時期は12月~1月の冬季であり、8月の頃には実がまだ小さくてとても食べられ
ません。
・この写真は6月末に撮影したものです。
八朔は自家結実性が弱く1本では実がつきません。受粉樹として、甘夏ミカンの木を植えておくとよく結実するそうです。
我が家のハッサクは4年目の若木ですが、昨年から花が咲き始めました。
しかし、昨年は受粉樹がなかったため全く結実しませんでした。
今年は菜園仲間に花粉を貰い、人工授粉したところ初めて実をつけたものです。
・ハッサク(八朔)は、名前の由来となっている8月になってもまだ青く、とても食べられるものではありません。
ハッサク(八朔)は、家庭果樹としては人気が高い果樹と言われています。
「ハッサク(八朔)」栽培に関心のある方は、初心者の私が調べた栽培方法を書いておきますのでご参照ください。
「栽培方法」
・植え付け時期 3月~4月頃です。
・植え付け場所 日当たりの良い場所(出来るだけ北風の当たらないところが良い)
・用土 水はけの良い肥沃な土を好みます。
・植え付け後の剪定
1年目は主幹を地際から40cmくらいで切り戻します。
2年目は1年目に伸びた主枝を10㎝くらい切り戻します。
3年目以降は、しだれた枝や徒長枝を切り戻したり、混み合う枝を間引き、樹冠内部によく日が当たるように剪定します。
いずれの剪定も3月頃に行います。
・肥料 寒肥として12月~1月頃に有機肥料を、3月上旬と7月上旬に即効性の化成肥料を与えます。
・害虫予防 3月~4月頃、新芽が出始めの頃にハダニやアブラムシの予防をする。
アゲハの幼虫がつくので見つけ次第駆除する。
・摘果 葉果比80~100枚を目安に小玉傷果を中心に摘果する。
・収穫時期 12月~1月ですが、収穫後室温5度位の部屋で1ヶ月余り熟成させると甘味が増すようです。
日本では、参議院選挙で、民主党が10議席も減らす大敗を喫した昨日は、新聞、テレビではこのニュースであふれた一日でした。
一方、南アフリカで行われていたサッカー・ワールドカップ決勝戦では、スペインが延長戦の末にオランダを1-0で破り、初優勝を飾りました。
今回のワールドカップサッカーでは日本も決勝トーナメントに進み、ベスト16に入るなど大活躍しましたが、それにも増して活躍したのがドイツ西部オーバーハウゼンの水族館にいる”占いタコ”の「パウル」君です。
今回のサッカー・ワールドカップ南アフリカ大会では、世界で最も有名になった一人?、いや一杯と言われています。
このタコは、サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場するドイツ代表の試合結果をすべて的中させ話題になっていましたが、3位決定戦や決勝戦まで当てて“8戦全勝”の快挙で締めくりました。お見事です。
正に「ご神託」という他ありません。
先ず、ドイツの試合では、1次リーグD組のオーストラリア戦、ガーナ戦での勝利、セルビア戦での敗北を予想し、決勝トーナメント1回戦のイングランド戦、準々決勝のアルゼンチン戦での勝利も的中させました。
そして、準決勝のスペイン戦ではドイツの敗戦を的中させてしまい、一部ファンから、「シーフードサラダかパエリアに入れてしまえ」とか「寿司にして食べてしまえ」等と“脅迫”を受けましたが全く動じず、10日のウルグアイ対ドイツの3位決定戦で、ドイツの勝利を予言し、これも的中させてドイツを3位に導きました。
そして、11日のオランダ対スペインの決勝戦を前に9日にはスペインの優勝を「託宣」し、これも見事的中させてスペインが初優勝を飾ったという次第です。
託宣の方法は、対戦国の旗をそれぞれ付けて、中に餌を入れた水槽2つを並べ、「パウル」君が最初にふたを開けた水槽の国が勝つという仕掛けだそうです。
11日に行われる決勝戦のお告げでは、即座にスペインの箱を開けたと言われています。
・ドイツの国旗のある箱の蓋を開けて餌を食べ、勝利を予言した「パウル」君です。
それにしてもタコの「パウル」君素晴らしい予知能力を持っていますね。
W杯南アフリカ大会で決勝までの8戦を予想し、全て勝敗を的中させてしまいました。
ドイツの大衆紙によると、現在2歳の「パウル」君は「年齢の限界」から、W杯の予測は今回が最後になるとのことです。
同水族館では、タコの寿命は3歳前後で、残念ながら2014年に開催される次回ブラジル大会での予測はできないそうです。
まさしく、最初で最後、一世一代の大予想が100%的中するとは神業以外に何物でもなく、正に「ご神託タコ」そのものですね。
反対に野党・自民党は13議席増やして51議席となり、改選第1党となりました。
今回の選挙は、昨年、民主党が政権交代をして初めて迎える本格的な国政選挙で、民主党政権の10ヶ月間の政権運営に対する評価の選挙でもありました。
そして、そのポイントは民主党が単独過半数を獲得することができるのか、或いは連立与党で過半数が獲得できるのか、でした。
結果は前記のとおり、民主党、連立与党共に大敗し、過半数を大きく割り込みました。
この原因は、消費税問題の菅首相の発言にあります。
消費税引き上げについては、財政が最悪の状態では止む得ないと思う人が有権者の約半数いますが、反面、農業戸別補償制度や子供手当ての継続、高校授業料の無償化など、バラマキの補填に使われるのは到底受け入れられないと言う人が殆どのようです。
菅首相は党内での議論も十分行わす、自民党の消費税10%への引き上げに乗る形で唐突に引き上げに言及しました。
更に、税率アップの目的や使途などについて十分説明をせず、批判が出ると低所得者対策として還付するなどと発言し、その基準年収についても揺らぎました。
加えて、「政治とカネ」の問題や米軍普天間飛行場移設問題の迷走、各種バラマキ政策などの行き詰まりに見られる失政などが大きく影響したように思います。
このような民主党政権に対し、私たち有権者は危惧抱き、野党自民党に対して”民主党の強引な政権運営”を阻む役割を与えたのではないかと思います。
今後の国会運営については、衆参のねじれ現象により菅首相は難しい政権運営を強いられることになります。
民主党は衆議院では絶対安定多数を維持しているものの国民新党を加えても、参議院で否決された法案を衆議院で再可決するための2/3以上の議席がありません。
「政治とは悪さ加減の選択である」と福沢諭吉は言っています。政治の世界ではベスト(最善)を求めても無理で、ベター(次善)もないかもしれません。あるのはどれだけ悪くないか。どれだけ我慢できるか、だそうです。
政治家に必要なものは「ノブレス・オブリージ(高い身分に伴う責任感)」です。「私(し)を捨てて公のために尽くす精神です。」(読売新聞より)
昨日当選して議員になられた皆さん、そして非改選の衆参両院の議員の皆さん、高い身分に伴う責任感を感じてください。
そして、国民をいつまでも我慢させないでください。