ラッシーママのひとりごと

仕事を辞め好きな事に一日を費やしている主婦です。

芝居2本!

2017年12月23日 | 映画・観劇・コンサート・博物館

今週2本、芝居を観て来ました。
今月は計3本の芝居を観た事になりましたが、どの芝居?も面白く拝見しました。
今週の1本目は日生劇場「屋根の上のヴァイオリン弾き」、市村正親さん主演です。

 

 

 

  

 

評判の良いロングランのミュージカルを以前に観に行ったのですが
大勢で歌ってる歌詞がよく聴き取れず、こんなつまらないお芝居の何処がいいのだろう・・・
などと思ってしまった程で、私はそれからミュージカルは好きではないと思ってましたが
私の大きな間違いでした。
休憩も含めて3時間半の間、飽きさせる事も無く楽しめました。


吊るし雛教室の時から一緒に習い、今も毎月2回の手芸の会も一緒のKさん
Kさんがブログを書いて無いので私のブログには殆ど登場しませんが
ご主人から「俺とボランティアとどちらが大事なんだ」と言われる程、ボランティアに熱心過ぎるKさん
我が家と家が近いので先日お好み焼きを食べに行った時に、「屋根の上のヴァイオリン弾き」の芝居に誘ったら
その日は空いてると事で約束してたのです。

二人の最寄り駅で待ち合わせたのですが、その日の夕方に避けられない用事が入ってしまい
1部の後の休憩の時に先に帰ると言うのです。
13時開演で1部が終わったのが15時近く、Kさんは「面白いねぇ・・・」と言いながら帰って行かれましたが
開演早々からテンポの良いリズムに軽やかに踊ってる大勢の人達、音楽を聴いてる私も気持ち良い・・・


帝政ロシアの時代、寒村で酪農を営むお人好しで働き者のテヴィエ(市村正親)は
信心深く楽天家で25年間連れ添ってる妻のゴールデ(鳳 蘭)に頭が上がらない。
5人の娘たちを可愛がり貧しいながらに幸せな生活を送っていた。


娘達の最大の関心事は結婚の事、ユダヤの厳格な戒律としきたりは
両親の祝福が無ければ結婚は許されない。
娘3人其々が好きな人が居るが、長女は貧乏な仕立て屋・次女は革命を目指す学生
ロシア人を追って駆け落ち同然で家を飛び出す三女と
親としては金持ちの安定した人との結婚を望むが、娘達の幸せを願って許してしまう。
テヴィエ一家にの革命の足音と共に、故郷を追われる日が刻々と迫って来る・・・


最近になって分かり始めたのですが、お芝居も面白いのとつまらないのに
これほど差があるのですね。
芝居を選ぶと云っても数多く観ないと、面白いのかつまらないのか判断がつかないのですが
今年は13本の映画・観劇・コンサートなどに行き、何となく選び方が分かってきたような気がします。
さすが市村さんと思いましたし面白く楽しめました。


昨日(22日)は新橋演舞場「舟木一夫55周年ファイナル」を観て来ました。
舟木一夫と言えば橋幸夫・西郷輝彦の3人が半世紀前に御三家と言われた時代。
私は特に舟木一夫のフアンでは無いのですが、このコンサートを知ってから気になっていたのです。
そんな時に花道近くのチケットをゲットしました(例のオークション)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

題目は通し狂言「忠臣蔵」、昼の部「花の巻」夜の部「雪の巻」
新橋演舞場に一番近い築地市場の出口から、演舞場に上がる道が見つからずウロウロしてると
私と同じようにウロウロしてる人がいたので「演舞場ですか?」、上り口が見つかりました。
演舞場まで4,5分の歩きですが、その方は昼の部・夜の部を通して観るそうで
昼の部は安い3階席で夜の部は高い1階席で観るそうです。


流石に来てる人達を見れば年代は分かります。
他の芝居では少ないですが若い人も見えますが、今回に限っては私の年台の人達ばかりで
9割以上が女性で偶に男性が居る程度で、特に驚いたのは舟木一夫後援会が
初日2日昼の部・夜の部と15日の昼の部を貸し切ってるのです。


1部の忠臣蔵の芝居ですが、共演者の人達は舞台慣れして声も良く通るのですが
舟木一夫の声は小さくて最初は何を言ってるのか分からなかったのですが
時間は経つにつれ耳慣れしてきて、話しが聴こえるようになりました。


芝居自体は脚本が良いのでしょう、とても綺麗だし主君の仇討ちの為に妻りくとの別れには
胸に熱いもの込み上げてくるような、11時から2時間の熱演でした。
この芝居は通し狂言と書いてあるように、昼の部を観たら夜の部も観たい衝動に駆られたほど
芝居自体も面白かったです。

40分の休憩の後「シアターコンサート」の始まりましたが、私が知ってた声と違うのです。
声も歳を取り年齢並みの声に替わるのですね。
それでもプロと思わせる声量は流石ですし、歌い出すとすぐに沢山のフアン?が並んで
花束や紙袋に入れたお土産を握手しては次々と渡し、未だに凄いフアンが居た事に驚きでした。


私は今の歌は全く覚えられないのですが、舟木一夫が歌ってた頃は青春時代の真っ只中
だから歌もよく知ってるし聴いてて半世紀も前の、どうにもならない恋に苦しんだ時が蘇り
切なく胸が痛くなり、不思議なのですが20代前半の私に戻ってたのです。
コンサートの1時間の間、若かりし頃の私に戻れたのは驚きでした。
今迄にも他の歌手のコンサートにも行ってるのですが、今回のような切ない気持ちになる事など無かったのに
今回は痛いほど切ない気持ちが溢れそうでした。
休憩をいれて4時間近くを楽しませて貰いました。

 

 

 

 



 




 

コメント (14)
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