オークションで落札した渋柿を送ってきたので、さっそく渋柿作りに勤しみました。
並んだ並んだ枯露柿の列が
旅行記後編です。
西伊豆・土肥へ向う途中に、それが道の駅とは知らなかったが思わず立ち寄りたくなるような癒しの空間・・・
それが松崎の道の駅「花の三聖苑」に立ち寄ってみた。
何故「三聖苑」という名前を付けたのか後で知ったのだが
幕末から明治期にかけて活躍した松崎出身の3人の偉人たちにちなんで名付けたそうで、
三人の内の1人、依田佐二平が私財を投じて開校した小学校が移築され再現されていました。
折角ここに寄ったのですからユックリしたかったのですが、明日(26日)はどの天気予報でも豪雨
海辺に沈む夕日を観るには今日しか無いのです
ペンションには遅くとも17:30頃までに入る為には、なるべくペンションの近くまで行って
其処で夕日を観るしかないのです。
大田子海岸か黄金崎海岸か
夕日の沈む様子と時間を考えながら「黄金崎クリスタルパーク」で観る事に決めました。
駐車場に車を停めたのが17:00、見晴台まで急ぐのですが私は足が悪いので走る事が苦手
増して二又に分かれた道で間違えて下に下りてしまい、先に行ってたラッシーパパが違うから戻れとの合図
ゼーゼーいいながら引き返し、見晴台に着いたのが夕日が沈む直前、間に合いました
見晴台には20人位がシャッターチャンスを狙っていました。
やっと撮れました。
黄金崎と言う名前のゆわれがが分かったような気がしました。
夕日に岩場が黄金色に輝いているのです
時間を見たら17:15でした。
サンセットが観れ感激して周りを見渡すと、其処には三島由紀夫文学碑が・・・
私は読んでいないのだが、小説「獣の戯れ」の一節が刻まれていた。
此処から少し走れば土肥で、ペンションには予定道り17:30に着きました。
このペンション「Lo Posada」はメキシコ料理を食べさせてくれるというので申し込みました。
多分、メキシコに旅行することはないだろうから、せめてメキシコ料理を食べてみたかったのです。
此処のオーナーさんの経歴が非常に変わった方で、柔道では名をはせた方だそうで
帰って来てからラッシーパパがネットで調べたら出ていたそうです。
オーナー家族はみな話し好きで、この日に泊まったのは私達だけ
夕食はフルコース、自家製パンがとても美味しいので食べていたら、最後のメインが出てきた頃にはお腹一杯
私達が食べてる間中、傍で一つ一つ料理の説明に咥え、何故メキシコに行ったのか、メキシコのお国柄から
メキシコで柔道指導に貢献し何枚もの感謝状、オリンピックのメキシココーチとして2回遠征し
その話しをアルバムを開けて説明してくれる。
兎に角、メキシコが好きで好きで堪らないのが言葉から溢れ出てくる
更に奇遇だったのはラッシーパパも大学時代は柔道部の一員だったので、柔道の話しはよく分かるので
益々喜んでしまい、連泊した3日間は顔を見れば話したがり、私達もかなりメキシコ通になりました
26日(月)は予報通り夜中からもの凄い雨朝になっても止まず、美味しい朝食を戴きながら
オーナーさんとお話しで時間を潰すが一向に止む気配なし
オーナーさんと話しをしていて知ったのだが、今は柔道がオリンピックの正式種目に入ってるのは当然だが
柔道は東京オリンピックで初めて正式種目として認められたが、それまでは全く認められず
次のメキシコオリンピックにも認めて貰う為、このオーナーさんが講道館長より託されメキシコへ
本来なら東京オリンピックに柔道選手として出る筈であったのが肩を痛めて諦めたそうだ。
その時に館長より話しがきたので、大袈裟に言えばお国の為・・・
部屋に戻り、雨が止むのを待っていたが止む気配無し
今回の旅行で行きたかった所を沢山ピックアップしてきたが、それは天気の時の話し
昼食は出ないし一日ペンションに引き篭もっているのも飽きるので出掛けることにしましたが
1ヵ所だけ天気には関係なく、今回の旅行で絶対に行くと決めていた所があったのです。
それは「蔵ら」で松崎町の町興しの為に、25人の主婦が資金を出し合い150年築の蔵を買い
ランチやギャラリーで皆を癒してくれるお店です。
出掛けるので傘を借りてさした途端、TVで台風の時などによくみるオチョコになった傘
あの状態で傘など全く役に立ちません
暴風雨の中、やっと「蔵ら」に辿り着きました
流石にこの暴風雨ではお客様は誰もいませんでした。
お店に入った途端に、お伽の国に紛れ込んだような夢の世界
所狭しとばかりに手作りの作品が一杯・・・
此処に載せたのはほんの一部です。
まずはお腹を満たさなければ・・・
この店の一番人気の「さんま寿司」と「日替わり定食」、どちらもワンコイン500円です。
このお店、11:30から営業なのですが、普段はこの定食目当てで時間前から行列が出来
12:00頃には売れ切れてしまう程の人気で、観光客が3度目にやっと食べられたと言う程の混み具合だそうです。
私達が「今日は暴風雨でついて無いわ」と言ったら
「この定食が食べれたのだからついてるのよ、何時もならこの時間には無くなってるのよ」
普段ならこの主婦の方達も忙しくて話しなどする暇も無いそうだが、今日ばかりは色々と話しをしてくれた。
手作り品は洋服・バッグ・帽子・壁掛けなど沢山あるのだが、特に目を惹いたのは“つるし雛”
艶やかで豪華な衣装をまとった雛達の何と手の凝んだ作りなのか・・・
私がつるし雛教室に通っているので載せる物が雛達ばかりですが、他にも沢山あるのです。
又、二階はギャラリーとして色々な作家さんの作品が見れるばかりでなく、買う事も出来ます。
私が見た時はパッチワークの素晴らしい作品が展示されてました。
この間、2時間位でしょうか、私達に付き合って一つ一つ説明してくれるのです。
このように私達に付きっ切りなんて事は二度とは無いでしょう。
奥の部屋の大きなテーブルの上に花婿・花嫁の雛が、一際目立つように置いてあり
「この人形、幾ら位だと思います?凄い値段ですよ」
私が雛人形を作るので分かるのですが、これだけ作ったら大変な手間賃が取られると思います。
ラッシーパパは10万位かな?と思ったそうですが、私は7.8万位かしら?・・・
「9800円よ、信じられないでしょ」
そうです、此処に置いてある作品はみな信じられない位の値段が付いてます。
私も最初見出した時から、余りの安さに驚いていたのです。
私が作っても、こんなに安くは出来ない・・・・
私のブログ友達で手芸の得意な方がいて
その方がデパートでウサギがモンペとチャンチャンコを着てるのが気に入り
どうしても欲しくて〇万円で買い、私にも作ってくれましたが
その方がこの値段を聴いたら、私以上に驚かれるでしょう・・・
このお店、未だ初めて2年程ですが、全国のTV局から取材が来て何度も放映されてるそうで
内閣府や静岡県知事等など表彰状が飾られていました。
私も何か買いたいなと思っていましたが、キャップとリバシブルのベスト素敵なのを買いました。
此処は地場産の野菜も売ってるのです。
ペンションのオーナーさんに自然薯を買いました。
傘をオチョコにしてしまい、そのままでは返せませんものね・・・
こんな雨の中でしたが、このお店に来られただけで満足です。
つるし雛に関しては凄い勉強になりました。
ペンションに帰ったらオーナーさんが待っててくれました。
二日目の夕食です。
相変わらず付きっ切りで、色々な事を話してくれます。
3日目の朝食の時はオーナーさんの奥様とお喋りです。
メキシコの事、この3日間でだいぶ分かりました。
又メキシコ料理も堪能しました。
このペンションの温泉は源泉で常にお湯が溢れていて、二人だけでは勿体ないくらいでした。
楽しい3日間、お世話になりました。
明日(6日)より8日まで留守にします。
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