三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

B級グルメ・あぶり焼鳥ラーメン

2008年11月26日 04時23分10秒 | Weblog



さて、全国を旅すると、地域の疲弊ぶりを実感させられます。
地域経済、地域の中小企業が雇用活力も小さくなり、
若年層の仕事がないという実態が強く感じられる。
こういう時代で、地方で唯一、元気そうなのが、
「地域ラーメン」ブームの健闘ぶり。
これって、たぶん、可処分所得が大きく落ち込んできて、
そういうなかで低価格に楽しめる地域グルメ欲求が、吹き出しているのではないでしょうか?
って、飛躍しすぎかなぁ。
でも、こういう競争は多いに結構なことではないかと思います。
高いお金を出して、バブリーな食事を楽しむよりも、知恵と工夫が感じられて健全かも知れない。

前振りはこれくらいで、
出張で、群馬県高崎市から長野方面~中部地方に移動途中、
いくつかの高速道を乗り換えながら、「上信越道」に乗って、やれやれ、
というところに、そういう心理に応えるかのような店構えのPA。
「甘楽」と書いて、かんら、と読むのだそうです。
名前からは、なにやら甘いものが名物かなと、類推しましたが、
特段そういうものはなく、
逆にいろいろなラーメンメニューが花盛り。
まぁ、定番のセットメニューが多い。
そういうなかにひっそりと、書かれていたのが、「あぶり焼鳥ラーメン」600円なり。
ありそうだけど、あまりないかなぁ、という取り合わせですね。
でもチャーシュー、あんまり、っていうわたしには、いいツボ。
ちょうど昼時とはいえ、朝はビジネスホテルでしっかり取っているので、
まぁ、小腹の空いた、っていう程度にはぴったり。
そういう客をつかまえそうな頃合いのメニューとはいえる(笑)。

一気に、いった。

いや、不意打ちを食らったようなうまさ。
具材は、まっとうにやきとりが2本分くらいでしょうか。
別に串は付いていなくて、食べやすくスープに絡んでいる。
焼き鳥とはいえ、タテに捌いていて、食べやすい工夫も見られる。
それと若干の、ネギ、シナチク程度。
スープは、ごくあっさりとした和風しょうゆ。
麺はやや細めでしょうか。
でもなんといっても、やきとりがいい。
歯ごたえ、食感、肉汁の具合など、ぴったり嵌っている。
量も、ふむふむと、ちょうど頃合いの良い分量で、いい。
麺と、スープ、やきとりの順繰りに襲ってくるそれぞれの食味が、
心地よいハーモニーを奏でている。
やきとりは、ややうすくタレ付けしたものですから、
塩が好みの方は、よくわかりませんが、
わたしはタレ派なので、まさに好みにはぴったりときましたね。
カメラマンとふたり、まぁ、半信半疑で食べたのですが、
顔を見合わせて、「いけるね、これ・・・」
久しぶりの、走者一掃、満塁3ベースヒットくらいの快感。

っていうし次第だったのですが、
帰りに「上り」のSAに入ったら、これはありませんでした・・・。
「下り」専用メニューって、あるんですね、こういうの。
ということで、近くに行ったら、ぜひまた行くのは間違いなさそうです。



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