三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

十勝での住宅見学

2010年09月03日 09時13分28秒 | Weblog





きのうから十勝でのアース21の例会。
北海道を中心とした地域工務店の集合体の集まりです。
毎回、例会は各地域での会員社の住宅を見学し、
勉強して、相互研鑽を積み重ねて来ています。

そのなかから、
写真は十勝のカラマツを使ってのツーバイフォー材の
製材現場です。
これまで輸入材一辺倒だったのですが、
最近、国産材への取り組み強化が各地域で盛り上がっています。
十勝はカラマツの森林が広がっていて
しかも、木造のツーバイフォー普及率が大変高い地域であり、
そういった条件から、
国産ツーバイフォー材の生産が行われ始めているのです。
カラマツは、戦前には石炭生産の現場の仮構材として
あるいは鉄道の枕木として、大量に植え込まれたものです。
ところが、そういった需要が下火になり、
長期に亘っての植林活動が
経済原則から大きくはずれた結果、
山林だけが取り残されている、という結果になっているわけです。
そのような背景を持ちながら、本来的な住宅資材としての活用に
期待が集まっていると言うことです。

なんですが、
きのうの十勝は32度を超える暑さ。
そのなかでほとんど無我の境地で
全9箇所の見学を歩き続けておりました(笑)。
ちょうどこの工場のところでは、ほぼ気絶寸前の状態。
やはり、寄る年波には辛い。
木の皮を剥いて、寸法を揃えて
裁断されて出荷されていきます。
ツーバイフォーの他にも、在来の構造材も生産されています。

で、本日はそのメンバーでの研修会が朝から。
そしてそのあとは、テーマを絞っての座談会と日程が続きます。
でもまぁ、本日はすずしいホテル内での会合。
やや人心地のついた状態で行われております。
なんとか、もうひとがんばりしたいと思います。






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