三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

そば切りのまな板

2010年09月12日 06時25分22秒 | Weblog




昨日は、建築家・藤島喬さんの事務所のオープンハウスに。
最近珍しい、「2世帯住宅」で、もうすぐ6人家族という家。
経緯を伺うと、ニセコに退隠生活をしていたご夫婦が
その父母が札幌で要介護状態になり、
札幌に足繁く帰ってこなければならなくなり、
同時期に、娘さん夫婦が家を新築する予定と重なったため、
それじゃぁ、ということで建てたというお話し。

で、ご主人はすっかりそば打ちに嵌っていて、
どうせ建てるなら、友人たちに自慢のそばを打って
ご馳走したい、できれば、それが昂じたら、
ちょっとした店でも開いてみたい、
っていうような、成り行き・展開で、
そんな住宅を建てたと言うことなのですね。

伺うと、1階はやはり店舗を意識したような雰囲気。
まぁ、そんなあたりは明日以降、またご紹介するとして、
本日は、そば切りのまな板であります。
まな板というと、木目がすっきりとした縦方向にあらわれるものと
相場が決まっております。
なんでかなぁ、などとはあまり考えない。
で、きのう、厨房を見せていただいたら、
なんともおもしろい木目の板がある。
ほえ~、なんだろうと見入っていたら、
ご主人が「そば切りのまな板なんですよ」と教えていただきました。
集成材というようなことなんですが、
小さな堅めの木を小口切りして、たくさん接着させてあるんですね。
見えている木目は、そういうことなので、非常に楽しい。
千差万別、さまざまなサイコロ状の見え方をしている。
そばを切るためにこういうまな板の方が適しているのだそうです。
こういう集成材は、糊か何かで固めるので、水には弱い。
ところが、そばを切るためには
ほとんど水を使うと言うことはない。
たいていは、粉を振ってそばの「離れ」をよくして切る。
たぶん、そういう使用用途を考えた合理的解決方法なんでしょうね。

でも見ていて、たのしい木目模様。
あぁ、こういうまな板というのも楽しそうだなぁ、と思えました。
ただし、値段は高く、一枚2~3万円するのだそうです。
わが家のまな板、7~8枚分かぁ、と嘆息。
でもなんかおもしろそうですね。
わたしもそのうち、そば、作る方でも嵌るかも(笑)。






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