三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【北海道の品種改良努力、味も住まいも】

2019年07月28日 06時25分41秒 | Weblog
完熟であります。
こういう完熟メロン「きょう食べてくださいね」というヤツが
ふつうの大きさで800円程度、大玉でも1,000円くらいで購入できる。
WEBでの通販を見ていると、大玉では3,500円くらいの値段が付いている。
特秀とか、秀品とかいろいろ区分けしているようですが、
ほとんど意味はないように思います。
メロンはどうして北海道がおいしいのか?
よくわかりませんが、わからなくても美味しいモノはおいしい。
すっかり有名になった「夕張」のほかにも富良野産とか、
ITメロンとか、ブランド花盛りで競っております。
品種の改良については日々いろいろな戦いが繰り広げられているのでしょう。
先日、北海道のシンクタンクの方と話していましたが、
食の北海道ブランドを発展させていくための戦いは
日々たゆまぬ研究開発努力がきわめて重要というお話しでした。
そういった努力での品種改良でもひとつの結実が見られるのは
10年がかりということになる。

住宅の高断熱高気密技術も、このような
シンクタンクが大いに関わってきた領域だと思います。
住宅もまた官民挙げて「品種改良」を積み重ねてきたということはできる。
夕張メロンのように、全国に出荷されて製品としてのブランド価値をもてるものとは
また違う意味合いで、地域戦略に大いに関わってくる。
「味」と「住みごこち」という違いが、マーケティング戦略的にどう表現されるのか、
知恵と工夫が大いに試される部分だろうと考えられますね。
しかしどちらも、感受性に大いに訴求するという意味で、同質性は高い。
コメント
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