不勉強なもので「クリモグラフ」というコトバをはじめて聞いた。
このブログでも数回取り上げた、前橋工科大学・石川恒夫先生の講演。
グラフ表示としては縦軸に各月平均気温が表示され、
横軸には各月の平均湿度が表示されるものだそうで、
そういうポイントを結び合わせることで、
その地域の独特の「温湿度環境」がわかりやすく図示されることになる。
上に挙げた図表を見ていると、面白い比較資料として、
日本とベトナムの都市の温湿度の月平均を表現したデータが示されていた。
日本は東京・大阪・那覇に混じってわが旭川が入っていて
まぁ当然ではありますが、
それぞれのダントツ(笑)の違いをあらためて思い知らされた。
東京と大阪はほぼ同じような図形を示している。
また、ベトナムの3都市もほぼ同様の形状を示している。
特異な形状は那覇と、わが旭川であります。
ベトナムの形状がほぼ右上の位置で回遊しているのに対して、
積雪寒冷でなお盆地気候という旭川が、いかに特異な
気候特性を持っているかということが一目瞭然。
月ごとの平均の「温度差」が30度前後ある。
同様に月ごとの平均の「温度差」を比較すると
東京では23度ほどで、大阪でも23度ほど。
一方のハノイでは13度ほどしかない。
那覇はベトナムほど高温ではないが、13度とスパンは小さい。
平均的ニッポンでは四季変化が、比較的明瞭で
旭川では極度に明瞭である、ということが言えるのでしょう。
さらにいえば、特異的な最高点である最高気温と最低気温で言えば、
旭川では上で35-6度から下は−30度超と65度超にもなる。
こういった過酷な環境の中では、人間を守る建築外皮が
決定的に重要になることは自明だとあらためて気付かされる。
気候風土対応というものは一様ではないけれど、
どちらにせよ「対応の知恵と工夫」は、寒冷にせよ蒸暑であるにせよ、
こういった極端な地域から生まれ出てくることは間違いがない。
そんな思いをあらためて強く感じさせられた次第です。
このブログでも数回取り上げた、前橋工科大学・石川恒夫先生の講演。
グラフ表示としては縦軸に各月平均気温が表示され、
横軸には各月の平均湿度が表示されるものだそうで、
そういうポイントを結び合わせることで、
その地域の独特の「温湿度環境」がわかりやすく図示されることになる。
上に挙げた図表を見ていると、面白い比較資料として、
日本とベトナムの都市の温湿度の月平均を表現したデータが示されていた。
日本は東京・大阪・那覇に混じってわが旭川が入っていて
まぁ当然ではありますが、
それぞれのダントツ(笑)の違いをあらためて思い知らされた。
東京と大阪はほぼ同じような図形を示している。
また、ベトナムの3都市もほぼ同様の形状を示している。
特異な形状は那覇と、わが旭川であります。
ベトナムの形状がほぼ右上の位置で回遊しているのに対して、
積雪寒冷でなお盆地気候という旭川が、いかに特異な
気候特性を持っているかということが一目瞭然。
月ごとの平均の「温度差」が30度前後ある。
同様に月ごとの平均の「温度差」を比較すると
東京では23度ほどで、大阪でも23度ほど。
一方のハノイでは13度ほどしかない。
那覇はベトナムほど高温ではないが、13度とスパンは小さい。
平均的ニッポンでは四季変化が、比較的明瞭で
旭川では極度に明瞭である、ということが言えるのでしょう。
さらにいえば、特異的な最高点である最高気温と最低気温で言えば、
旭川では上で35-6度から下は−30度超と65度超にもなる。
こういった過酷な環境の中では、人間を守る建築外皮が
決定的に重要になることは自明だとあらためて気付かされる。
気候風土対応というものは一様ではないけれど、
どちらにせよ「対応の知恵と工夫」は、寒冷にせよ蒸暑であるにせよ、
こういった極端な地域から生まれ出てくることは間違いがない。
そんな思いをあらためて強く感じさせられた次第です。