写真は先日取材してきた函館市内での地元ビルダー・渋谷建設さんの
ZEHモデルハウスの床下エアコンの様子。
エアコンは筐体上部から吸気して、熱交換して筐体下部から
「暖冷気」を送出する仕組みになっているので、
この設置方法では、1階の空気を吸気して、今の時期だと冷気を
床下に対して吐き出していく。
そうやって冷やされた空気が床下に貯えられ、
それが送出風をエンジンにして「換気ガラリ」から上階に対して
「送風」されて居室である1階の気温を降下させていく。
冬場であれば「暖気」は上昇気流となって上階に供給されるけれど、
冷房運転の場合は、あくまでも「送風」によって上階は冷房される。
肝心なのは、エアコン筐体を囲うように床面レベルで「ふた」がしてあること。
こうすることで空気の流れに志向性が明瞭に与えられている。
ただし夏場の冷房としては、この位置の他に階段上部などに
もう1台冷房用のエアコンを設置して冷房を行うということ。
冷房の効率としては、そっちの壁面設置のほうが効率は高い。
この写真とは違って、1階床下空間「ピット」内に
完全に筐体すべてが置かれている場合、
吸気も床下空間のそれを吸い込んで、冷気を送風することになる。
この場合には、やがてショートサーキットを起こす可能性が高い。
冬場の「暖房運転」では、それでも上昇気流効果の方が高いだろうから
十分に運転が機能すると思われるけれど、
冷房運転では、完全な「床下ピット設置」は運転効率は高くない。
こういったメカニズムについて一昨日、仙台で鎌田紀彦先生に
くわしくご教授いただき、ストンとようやく納得できました。
本州地区の新住協のビルダーさんたちは、
こうした「エアコン暖冷房」について、実証研究を繰り返してきている。
いまは、さらに進んでダクト式のエアコンでちょうどいい小型機が出てきていて、
それで熱交換された暖冷気を、1階床下と2階床下・1階天井間のピットに
「送風」して暖冷房した空気を、それぞれガラリから
室内にゆったりと流動充満させる方式に進化してきている。
こうした進化したエアコンの使い方について、温度環境測定を
東大の前研究室の協力を受けて、測定してきているということでした。
最近注目が集まってきているエアコン暖冷房の手法開発、
これについては、北海道だけではなく全国的な知見の蓄積に
大いに学んでいく必要があるのだと実感させられました。
ZEHモデルハウスの床下エアコンの様子。
エアコンは筐体上部から吸気して、熱交換して筐体下部から
「暖冷気」を送出する仕組みになっているので、
この設置方法では、1階の空気を吸気して、今の時期だと冷気を
床下に対して吐き出していく。
そうやって冷やされた空気が床下に貯えられ、
それが送出風をエンジンにして「換気ガラリ」から上階に対して
「送風」されて居室である1階の気温を降下させていく。
冬場であれば「暖気」は上昇気流となって上階に供給されるけれど、
冷房運転の場合は、あくまでも「送風」によって上階は冷房される。
肝心なのは、エアコン筐体を囲うように床面レベルで「ふた」がしてあること。
こうすることで空気の流れに志向性が明瞭に与えられている。
ただし夏場の冷房としては、この位置の他に階段上部などに
もう1台冷房用のエアコンを設置して冷房を行うということ。
冷房の効率としては、そっちの壁面設置のほうが効率は高い。
この写真とは違って、1階床下空間「ピット」内に
完全に筐体すべてが置かれている場合、
吸気も床下空間のそれを吸い込んで、冷気を送風することになる。
この場合には、やがてショートサーキットを起こす可能性が高い。
冬場の「暖房運転」では、それでも上昇気流効果の方が高いだろうから
十分に運転が機能すると思われるけれど、
冷房運転では、完全な「床下ピット設置」は運転効率は高くない。
こういったメカニズムについて一昨日、仙台で鎌田紀彦先生に
くわしくご教授いただき、ストンとようやく納得できました。
本州地区の新住協のビルダーさんたちは、
こうした「エアコン暖冷房」について、実証研究を繰り返してきている。
いまは、さらに進んでダクト式のエアコンでちょうどいい小型機が出てきていて、
それで熱交換された暖冷気を、1階床下と2階床下・1階天井間のピットに
「送風」して暖冷房した空気を、それぞれガラリから
室内にゆったりと流動充満させる方式に進化してきている。
こうした進化したエアコンの使い方について、温度環境測定を
東大の前研究室の協力を受けて、測定してきているということでした。
最近注目が集まってきているエアコン暖冷房の手法開発、
これについては、北海道だけではなく全国的な知見の蓄積に
大いに学んでいく必要があるのだと実感させられました。
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