フライトジャケットについて。リンキチです。
最近のアクセスでダントツのフライトジャケット
カテゴリ、季節的にもそういった時期
なんでしょう。
フライトジャケット(FJ)とは戦闘機に乗る
パイロットが着用するジャケットで
ミリタリーファッションの一つ。
戦闘機に限らず、軍用航空機全般の
パイロットを含む搭乗クルーも
着用しているジャケット、というくだりで
6回目、N-2B(N-2)というモデル。
リンキチが20代の頃、初めて購入したFJが
このN-2B。ゴールデンフリース社製のブラック。
スコービルのジッパーとリアルコヨーテファーが
付く以外は本物スペックが省略されていたり、
ブラックというカラーも現代アレンジモデル。
当時はまだFJに対して今ほど変態を極めて
いなかったのでこういったアレンジモデル
でも抵抗なく、というか知らなかったので
普通に購入していました。がこのN-2Bを
手に入れてからFJへの感心が高まり、既出の
B-15Cなどの購入、そしてもう一度、ちゃんと
したリアルモデルが欲しくなり、バズリクソンズの
N-2購入に至ります。
タイトルはN-2Bとしてますが今回主に紹介するのは
N-2Bの前身モデルとなるこのN-2。それほど
大きな違いはありませんがマニアックにいくと
違いはあるんです。
N-2は1945年、N-3と同時に採用された極寒
ヘビーゾーン(-30℃~-10℃)仕様のナイロン製FJ。
N-2から始まり、N-2A、そしてN-2Bへ進化。
基本形状は皆同じです。
N-2シリーズはパイロットが狭いコックピット内で
スムーズに操縦、操作を行えるよう機能的に改良
されています。袖口とウエスト部がニットリブで
ショート丈なのも動きやすくする為です。
そんな暖かくて機能性があるところが着込んだ
ままのクルマの運転にも最適と考えた20代の頃。
冬の夜中、冷えた車内の状態で走り出す時に最適。
冬場にあえて窓開けてドライブするなんて時にも。
冬場のオープンカー的な発想。
バズリクソンズのN-2です。N-2のカラーは
オリーブドラブ。ちなみにN-2Aはエアフォース
ブルー、N-2Bがセージグリーン。
特徴はこの大型フード。ファスナーで分割します。
フードの縁には本物コヨーテのファー。
N-2BやN-3Bだと年代によってアクリルファー
だったりしますが。
フード分割の図。フード内側はムートンです。
分割したフードを左右のドットボタンで留める
スタイルはパイロットヘルメットの邪魔に
ならないようにする為とか。
フロントは一番内側に大型のフラップ、そして
ファスナー、さらに外側をボタンで留める構造の
極寒仕様。これで風を通しません。
他のFJ同様、エアフォースマークと
ペンシルポケットも装備。
酸素マスクホース固定用のオキシジェンタブ、
通信コード用タブも。N-2のオキシジェンタブは
皮製。のちのN-2AやN-2Bはボディカラー同色の
ナイロン製となります。
ダイキャスト製のクラウンジッパーは
スプリングカムロック式。袖のペンシルポケットの
ファスナーや分割するフードのファスナーも同様に
スプリングカムロック式です。
N-2シリーズのもう一つの独特の特徴が
この貫通式のポケット。
スラッシュポケットの入り口から本来の「ポケット」と
お腹あたりに通じる「スリット」が開いていて中の
衣類に手が届くようになっています。
判りにくいので内側、スリット全開側からの図。
右腕側の袖(ペンシルポケット辺り)が丸見え。
ポケットに物入れる時は落っこちそうだし、
ハンドウォームしている時もなんか肌寒いし。
実用ではイマイチ、な感じですが本物仕様です。
そんな本物仕様、脱いで置いといたら
ズルズルされてぞんざいな扱い。
それ結構、高いんですけど