フライトジャケットについて。リンキチです。
最近のアクセスでダントツのフライトジャケット
カテゴリ、季節的にもそういった時期
なんでしょう。
フライトジャケット(FJ)とは戦闘機に乗る
パイロットが着用するジャケットで
ミリタリーファッションの一つ。
戦闘機に限らず、軍用航空機全般の
パイロットを含む搭乗クルーも
着用しているジャケット、というくだりで
6回目、N-2B(N-2)というモデル。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/airplane.gif)
![2013122701 2013122701](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/f0/ff117e4034933fc8f6181772a5b44e4c.jpg)
リンキチが20代の頃、初めて購入したFJが
このN-2B。ゴールデンフリース社製のブラック。
スコービルのジッパーとリアルコヨーテファーが
付く以外は本物スペックが省略されていたり、
ブラックというカラーも現代アレンジモデル。
当時はまだFJに対して今ほど変態を極めて
いなかったのでこういったアレンジモデル
でも抵抗なく、というか知らなかったので
普通に購入していました。がこのN-2Bを
手に入れてからFJへの感心が高まり、既出の
B-15Cなどの購入、そしてもう一度、ちゃんと
したリアルモデルが欲しくなり、バズリクソンズの
N-2購入に至ります。
![2013122702 2013122702](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/c7/cced5953300bd9ae6fa9cb67f2354859.jpg)
タイトルはN-2Bとしてますが今回主に紹介するのは
N-2Bの前身モデルとなるこのN-2。それほど
大きな違いはありませんがマニアックにいくと
違いはあるんです。
N-2は1945年、N-3と同時に採用された極寒
ヘビーゾーン(-30℃~-10℃)仕様のナイロン製FJ。
N-2から始まり、N-2A、そしてN-2Bへ進化。
基本形状は皆同じです。
N-2シリーズはパイロットが狭いコックピット内で
スムーズに操縦、操作を行えるよう機能的に改良
されています。袖口とウエスト部がニットリブで
ショート丈なのも動きやすくする為です。
そんな暖かくて機能性があるところが着込んだ
ままのクルマの運転にも最適と考えた20代の頃。
冬の夜中、冷えた車内の状態で走り出す時に最適。
冬場にあえて窓開けてドライブするなんて時にも。
冬場のオープンカー的な発想。
![2013122703 2013122703](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/19/c91b68e00971d7de592bad2804cfe197.jpg)
バズリクソンズのN-2です。N-2のカラーは
オリーブドラブ。ちなみにN-2Aはエアフォース
ブルー、N-2Bがセージグリーン。
![2013122704 2013122704](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/0a/cea496a65b1d1a8a78075016090d6ac7.jpg)
特徴はこの大型フード。ファスナーで分割します。
フードの縁には本物コヨーテのファー。
N-2BやN-3Bだと年代によってアクリルファー
だったりしますが。
![2013122705 2013122705](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/80/235209e6b81f4eec287e22ccfc94f217.jpg)
フード分割の図。フード内側はムートンです。
分割したフードを左右のドットボタンで留める
スタイルはパイロットヘルメットの邪魔に
ならないようにする為とか。
![2013122706 2013122706](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/a5/05c416fac5b8b88bf2e70da61c1287e1.jpg)
フロントは一番内側に大型のフラップ、そして
ファスナー、さらに外側をボタンで留める構造の
極寒仕様。これで風を通しません。
![2013122707 2013122707](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/82/2ba765c152082cd0eb5f6509c8162f49.jpg)
他のFJ同様、エアフォースマークと
ペンシルポケットも装備。
![2013122708 2013122708](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/48/715e9a7330e3c31f0113462ba2e34ecf.jpg)
酸素マスクホース固定用のオキシジェンタブ、
通信コード用タブも。N-2のオキシジェンタブは
皮製。のちのN-2AやN-2Bはボディカラー同色の
ナイロン製となります。
![2013122709 2013122709](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/25/e0c03206eda723dc7d60eddd27b22cd5.jpg)
ダイキャスト製のクラウンジッパーは
スプリングカムロック式。袖のペンシルポケットの
ファスナーや分割するフードのファスナーも同様に
スプリングカムロック式です。
N-2シリーズのもう一つの独特の特徴が
この貫通式のポケット。
スラッシュポケットの入り口から本来の「ポケット」と
お腹あたりに通じる「スリット」が開いていて中の
衣類に手が届くようになっています。
![2013122711_2 2013122711_2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/78/491a258d08d3d188f7ba94476d7e3e2f.jpg)
判りにくいので内側、スリット全開側からの図。
右腕側の袖(ペンシルポケット辺り)が丸見え。
ポケットに物入れる時は落っこちそうだし、
ハンドウォームしている時もなんか肌寒いし。
実用ではイマイチ、な感じですが本物仕様です。
![2013122712 2013122712](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/67/7dae933ea2e6b8f98bb7085d27c4c07f.jpg)
そんな本物仕様、脱いで置いといたら
ズルズルされてぞんざいな扱い。
それ結構、高いんですけど![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/sweat01.gif)