戦時中、特攻部隊の基地があったことを
知ったリンキチです。
この画像の中央辺り、富士山手前の小山部分が稲村ヶ崎。
この画像は材木座海岸、和賀江島の辺りから撮影、今から
約10年ほど前で季節は2月頃。
鎌倉市の観光名所、景勝地の一つでもある稲村ヶ崎。
映画やドラマのロケ地としてもよく使われる有名な場所で
此処から見える景色はとても素晴らしいものです。
なのでたびたび訪れることもあり、過去画像もたくさん
ありました。そんな過去画像検証ネタです。
最近行ったというネタではありません。
こちらも別の日、やはり和賀江島辺りから江の島と稲村ヶ崎。
とても波の高い冬の日、2004年12月の撮影。
別の日 2008年11月現地より江の島方面を。
富士山良く見えます。
富士山ズームで撮ったこの画像は今回の稲村画像の中で
一番古い2003年の12月。やはり冬場でないとキレイな
富士山は拝めません。
そんな稲村ヶ崎に戦争の遺構が残されていました。
稲村ヶ崎に旧日本軍の特攻部隊の基地が造られた事を
ネットで知ったのは最近の事。
それまで稲村ヶ崎に訪れていた時、そのことは知らずだったので
意識してこの地を撮影したことはありません。
たいてい、稲村ヶ崎に訪れて撮影する方向は3、4枚目
画像のように江の島方面。
あまりこちら側は撮影していないのです。2009年12月撮影。
2009年3月の画像。干潮だった稲村ヶ崎浜辺を何気なく
撮ったこの画像に写ってました。
岩壁に不自然に掘られた長方形の穴。この時は知りませんでしたが
この穴は銃眼でここから機銃掃射で敵に攻撃できるようなって
いたようです。四角い穴の回りはコンクリートで補強されているとか。
下側にも洞窟、壕が見えていますが別の入口に繋がっています。
岩壁の下部、黒っぽくなっていて緑色の海藻が付いてる部分までが
満潮時、海に浸かっている事になるのでその状態の時にはこの浜辺
も海の中です。この季節でないとここまで来れません。
岩場の影に隠れた別の入口。ここが伏龍特攻隊の基地、出撃口?
だったと言われる。
人間機雷とも言われる壮絶な特攻部隊 伏龍、詳しくはググって下さい。
終戦直前だった為、実戦での出撃は無かったものの、その過酷な
訓練の末、何人もの尊い若い命が亡くなったとのことです。
そんな事があったとは知らずに撮影していました。
満潮時には来れない場所です。
洞窟の中にもちょっと入ってました。この時さすがに奥までは
行きませんでしたが伏龍の事を知っていたら行けるとこまで
行ってたかも。
外から見えるこの穴に繋がっているようです。この穴のすぐ下も
満潮時には海面になってしまうようです。
そんな戦争の歴史がある稲村ヶ崎。
沈む夕日に江の島。撮影スポットとしてもたくさんの人が
訪れますがその過去を知っている人は意外に少ないのでは。
2009年12月の画像。
2010年12月31日、大みそかにも来ていました。
日が沈んだ後、富士山の眺め、16時半頃。
これからはこの歴史の事も考えつつ、訪れる事に
なる稲村ヶ崎です。