フライトジャケット番外編、リンキチです。
フライトジャケット(FJ)とは戦闘機に乗る
パイロットが着用するジャケットで
ミリタリーファッションの一つ。
戦闘機に限らず、軍用航空機全般の
パイロットを含む搭乗クルーも
着用しているジャケット、というくだりで
久々の9回目は「MA-1」ですが番外編。
番外編なのはリンキチ着用FJではなく、
せがれクンのMA-1で。
アヴィレックスのキッズMA-1の
120サイズです。
キッズ用とはいえ、ちゃんとそれなりの
MA-1デティールを再現装備。
まずは右腕部のペンシルポケット。
そして酸素マスクホース固定用のオキシジェン
タブがしっかり付いてます。
MA-1初期モデルを再現、といった感じ。
こちらも初期MA-1の特徴のICS通信コード用タブ。
先日、着用していたせがれクンが「これ何?」と
気付いて質問してきました。そこでがっつり解説
してやったらポカーン状態、でしたが少ーし興味を
持ってくれたようでなにより。
インナーはレスキューオレンジ。リバーシブルでは
ないけど。初期モデルだと本来レスキューオレンジ
ではないからミックスされてる?
そしてインナーの前立ては通常ジグザグ縫いに
なっているのがMA-1では僅かなモデルでしか
存在しない希少な縦縫い仕様?製造コスト削減的な。
B-15モデルの流れをくんだスラッシュポケットも
MA-1初期モデルの特徴。
せがれクン アビレックスMA-1は2着目。
すでに1着目はキッズ100サイズでサイズアウト。
ちなみに100サイズMA-1(右)はパッチ無し。
そして1970年代の中期モデルを再現したのか
ポケットにはMA-1らしくフラップカバーが
付いてます。
代わりにオキシジェンタブ、ICSコードタブは
無くなり、レスキューオレンジであるのも正しい。
ただこちらも縦縫いの前立てに関しては違う?
コスト削減?
以前着ていた100サイズは派手めなバックロゴ。
フロントは何もなくおとなしめ。
最近着ている120サイズはフロントにパッチで
派手だけど後ろは何も無し、といった感じ。
身長約1mのモデルさんが着るとこんな感じ。
広げていたら前のやつを着たくなって着たの図。
一応100サイズでもまだ着れるけど前閉めると
ピチピチだし、袖とか丈もツンツルテンで
子供には似合わないタイト感を醸し出す。
最後にレギュラーサイズ、大人モノとの大きさ比較。
MA-1に一番近いスタイルのB-15D MODにて。
こうして見るとキッズサイズ、特に100は
非常に小さいのです。でもあなどるなかれ、
拘りのFJデティールをちゃんと備えた
アヴィレックスのキッズMA-1です。
フライトジャケットについて。リンキチです。
フライトジャケット(FJ)とは戦闘機に乗る
パイロットが着用するジャケットで
ミリタリーファッションの一つ。
戦闘機に限らず、軍用航空機全般の
パイロットを含む搭乗クルーも
着用しているジャケット、というくだりで
8回目、WEP G-8というモデル。
画像は以前のカメラで撮りためてあったものを使ってるので
ちょっとボケた感じです。
正式名称はJ-WFS(JACKET-WINTER FLYING SUIT)
このJ-WFSですが通称名称の「WEP」または「G-8」と
呼ばれています。此処では以降「G-8」としておきます。
G-8はこれまで紹介してきたFJと比較すると独特の形態で
ニット地の首周り、大型のフロントポケット、短い着丈
薄手のナイロン素材となっています。
このG-8はアメリカ海軍支給ジャケット。薄手のナイロン素材
ながら正式名称どおり冬用ジャケットの位置付け。
ですが薄手なのでむしろ春秋に着やすい感じ、冬場なら
重ね着が前提です。
AVIREX製のG-8。AVIREXがレプリカで生産する商品名がWEP。
でもこのタグにはG-8ともWEPとも見当たらない気がする。
ニット地の首周りリブ。ボタンで留めることができる。
大型のフロントポケットは2重折のフラップ付、そして
襠(まち)のある造りでがっつり入るので使い勝手良いです。
この画像にあるとおりジッパー部の前立てがMA-1など他のFJ同様、
右側(着用した際)にありますが本来G-8は逆(左側)に付くらしい。
レプリカでもそこは真似してほしかった。ちょっと残念。
腕にあるポケットは簡単な造り。こちらもフラップ付ボタン留め。
SCOVILL GRIPPERのジッパーが使われていました。
伸縮性のあるウエスト部分。ゴム内蔵で他のFJのようにニット地を
採用していないのが独特。
そしてG-8といえばこの特徴的な袖のV字リブ。
V字リブは後期モデルで初期G-8は普通の袖リブ。
なのでV字でなくてもG-8はG-8だけどやっぱり大きな
特徴なんで後期のV字リブモデルに拘りたいところ。
そしてもう一つの特徴部分が背面腕付け根のアクションプリーツ。
動き易さを追求した部分ですが引っ掛かりやすいのでその後廃止に
なったようです。
最後にジッパー閉めてもう一回全体像。
タイトな着丈は専用トラウザースパンツと合わせるために
短めになっているそうで。でレプリカなんでトラウザーを
留めるボタンも付いてなく、いまいち完成度の低めの
AVIREX製のG-8でした。
フライトジャケットについて。リンキチです。
前回のFJネタ、N2-Bから約1年ほど経ってましたが
シーズン到来なので更新しておきましょう。
フライトジャケット(FJ)とは戦闘機に乗る
パイロットが着用するジャケットで
ミリタリーファッションの一つ。
戦闘機に限らず、軍用航空機全般の
パイロットを含む搭乗クルーも
着用しているジャケット、といういつものくだりで
約1年ほどのブランクですが7回目、B-15Bというモデル。
相変わらず興味無い人から見るとみな同じに
見えると言われるFJですが。
B-15シリーズはB-15C,B-15Dをすでに紹介済みですが
今回はCモデルの前身、B-15Bというモデル。
B-10から進化したB-15シリーズはB-15Aまで
布製コットンジャケット、このB-15Bからナイロン製
FJに変わりました。
インターミディエイトゾーン(-10℃~10℃)のFJ
という括りは同じです。
今回ここで紹介するB-15Bはバズリクソンズのもの
でナイロン製ではなくコットン製。
コットン製のB-15Bはテストサンプルモデルとして
存在していたようです。
通常のB-15Bはナイロン製ですがこのモデルは
アウター側がコットンでインナーがアルパカ毛
というそれまでのB-15Aと同じような仕様。
C,Dモデルとの大きな違いがフロントジッパーが
オフセットしている点。
さらに判りやすいアップ画像でしつこく。
ジッパーのスライダーが首に直接干渉するのを
防ぐために採用されたデティール。
ジッパーを開けていると気付かれにくいですが
上まで閉めたときにC,Dモデルのように
センターにこないのです。
まだ紹介してないAも同じオフセットジッパー。
拘りポイントです。
オキシジェンタブの説明は何度もしつこいので省略。
B-15Bのタブは皮製ホースハイド。
あとはC,Dモデルとほぼ変わらないような
デザイン、デティールです。
左上腕部にエアフォースマークとペンシルポケット。
バズリクソンズはクラウンのジッパーを採用。
ダイキャスト製クラウンのジッパーはスプリングカムロック式。
B-15シリーズの共通特徴、スラッシュ・ポケットと
ICS通信コード用タブも備える。毎回しつこい
説明ですが。
それからポケット内側の素材がコーデュロイと
なっているのもコットン製テストサンプルモデルの
B-15Bの特徴らしい。
最後はしつこいけどお約束スタイル、
ムートンの襟ボアを立ててチンストラップで
留める究極のムチ打ち防寒仕様スタイル。
まずやらない変態仕様でお別れです。
次回のFJでまた。
フライトジャケットについて。リンキチです。
最近のアクセスでダントツのフライトジャケット
カテゴリ、季節的にもそういった時期
なんでしょう。
フライトジャケット(FJ)とは戦闘機に乗る
パイロットが着用するジャケットで
ミリタリーファッションの一つ。
戦闘機に限らず、軍用航空機全般の
パイロットを含む搭乗クルーも
着用しているジャケット、というくだりで
6回目、N-2B(N-2)というモデル。
リンキチが20代の頃、初めて購入したFJが
このN-2B。ゴールデンフリース社製のブラック。
スコービルのジッパーとリアルコヨーテファーが
付く以外は本物スペックが省略されていたり、
ブラックというカラーも現代アレンジモデル。
当時はまだFJに対して今ほど変態を極めて
いなかったのでこういったアレンジモデル
でも抵抗なく、というか知らなかったので
普通に購入していました。がこのN-2Bを
手に入れてからFJへの感心が高まり、既出の
B-15Cなどの購入、そしてもう一度、ちゃんと
したリアルモデルが欲しくなり、バズリクソンズの
N-2購入に至ります。
タイトルはN-2Bとしてますが今回主に紹介するのは
N-2Bの前身モデルとなるこのN-2。それほど
大きな違いはありませんがマニアックにいくと
違いはあるんです。
N-2は1945年、N-3と同時に採用された極寒
ヘビーゾーン(-30℃~-10℃)仕様のナイロン製FJ。
N-2から始まり、N-2A、そしてN-2Bへ進化。
基本形状は皆同じです。
N-2シリーズはパイロットが狭いコックピット内で
スムーズに操縦、操作を行えるよう機能的に改良
されています。袖口とウエスト部がニットリブで
ショート丈なのも動きやすくする為です。
そんな暖かくて機能性があるところが着込んだ
ままのクルマの運転にも最適と考えた20代の頃。
冬の夜中、冷えた車内の状態で走り出す時に最適。
冬場にあえて窓開けてドライブするなんて時にも。
冬場のオープンカー的な発想。
バズリクソンズのN-2です。N-2のカラーは
オリーブドラブ。ちなみにN-2Aはエアフォース
ブルー、N-2Bがセージグリーン。
特徴はこの大型フード。ファスナーで分割します。
フードの縁には本物コヨーテのファー。
N-2BやN-3Bだと年代によってアクリルファー
だったりしますが。
フード分割の図。フード内側はムートンです。
分割したフードを左右のドットボタンで留める
スタイルはパイロットヘルメットの邪魔に
ならないようにする為とか。
フロントは一番内側に大型のフラップ、そして
ファスナー、さらに外側をボタンで留める構造の
極寒仕様。これで風を通しません。
酸素マスクホース固定用のオキシジェンタブ、
通信コード用タブも。N-2のオキシジェンタブは
皮製。のちのN-2AやN-2Bはボディカラー同色の
ナイロン製となります。
ダイキャスト製のクラウンジッパーは
スプリングカムロック式。袖のペンシルポケットの
ファスナーや分割するフードのファスナーも同様に
スプリングカムロック式です。
N-2シリーズのもう一つの独特の特徴が
この貫通式のポケット。
スラッシュポケットの入り口から本来の「ポケット」と
お腹あたりに通じる「スリット」が開いていて中の
衣類に手が届くようになっています。
判りにくいので内側、スリット全開側からの図。
右腕側の袖(ペンシルポケット辺り)が丸見え。
ポケットに物入れる時は落っこちそうだし、
ハンドウォームしている時もなんか肌寒いし。
実用ではイマイチ、な感じですが本物仕様です。
フライトジャケットについて。リンキチです。
フライトジャケット(FJ)とは戦闘機に
乗るパイロットが着用するジャケットで
ミリタリーファッションの一つ。
戦闘機に限らず、軍用航空機全般の
パイロットを含む搭乗クルーも
着用しているジャケット、というくだりで
久々の5回目、A-2というモデル。
リンキチ所持の飛行服の中で唯一の皮製FJ、
いわゆる皮ジャンのA-2です。
A-2はホースハイド、馬皮製です。牛や羊では
ないところがリアルA-2のこだわり。
馬皮製のA-2ですがL2系とおなじ使用温度帯
LIGHT ZONE(ライトゾーン)での着用。
とはいえ、多少暑い季節でも着こなせる
ナイロンジャケットのL2系と違って皮ジャンと
なると季節感や見た目的にも微妙なので
「完全に寒くなる直前頃」にしか着ません。
そして真冬の着用はやはりちょっとサブいです。
タイトなのであまり中に着込む事が出来ず、
結局あまり着る期間が無かったりします。
何度か他のジャケットでも紹介してる肩の
エポレット。階級章付け部分ですが、
戦闘機不時着時等、パイロット救出で
仲間がコックピットから引っ張り上げる際
にも使われる緊急脱出引っ張り上げ持ち手
にもなる部分です。
ポケットはフラップ付。ハンドウォーマー
としては使いにくい物入れタイプ。
腕のパッチは義勇軍フライングタイガースの
エアフォースマーク。
この虎の絵は何気にお子様に人気。
インナーにはこのレプリカのモデルとなった
パイロットのネーム入り。
このA-2はアビレックス社製。
所持しているFJメーカーで一番多いのが
バズリクソンズのものですがその次に
多いのがアビレックス。
現代アレンジしてあるA-2タイプと違って
リアルな作りです。
そしてシリアルナンバー入りモデル、
量産タイプではなく限定生産モデル
だったりします。
真鍮のジッパーはスコービルグリッパー(Scovill Gripper)
ビンテージジーンズにもよく使われているもの。
そしてこのA-2の最大の特徴の一つが背面に
縫い付けられている皮製のブラッドチット。
このブラッドチットには漢字(中国語)で
救助支援要請が書かれています。
米軍パイロットが不時着時、中国民間人に
向けたメッセージで「味方なので助けてあげて」
という旨の内容です。
このA-2のブラッドチットは背中に縫い付けられて
ますがインナーに付けられている場合もあります。
そしてこちらの素材は皮ですが布製のものも
あることはブラッドチットなマニアならご存知の
ことでしょう。ちょっと変態入ってますが。
所持してるFJでこのA-2が最強のイメージ、
見た目的、そして金額的にも。
若かりし頃、衝動的にローン組んで買った
しまった懐かしい皮ジャン、A-2でした。
このA-2で手持ち飛行服の紹介、ちょうど半分
ほど終わりました。
残り半分、もしかしたら増えて半分以上に
なったりするかも。変態なので。
フライトジャケットについて。リンキチです。
フライトジャケット(FJ)とは戦闘機に
乗るパイロットが着用するジャケットで
ミリタリーファッションの一つ。
戦闘機に限らず、軍用航空機全般の
パイロットを含む搭乗クルーも
着用しているジャケット、というくだりで
4回目、B-10というモデル。B-15シリーズの
前のモデルです。
B-10はこれまで紹介してきたナイロン製FJと異なり、
コットン(布)製FJです。G-1という皮製ジャケットの
モデルが存在しますがこのG-1の布製モデル、
といった感じです、がG-1は所有していません、
いまのところ。
画像のモデルはバズリクソンズのB-10、の
フライングタイガー仕様のモデル。
B-10はナイロン製のジャケットと違って
ライナーにはアルパカが貼られています。
防寒面では革製ジャケットと同等以上の
性能だったようです。襟ボアはムートン。
B-10もボアが付いてるとこから当然
インターミディエイト(INTERMEDIATE)の
低温度帯仕様なので冬場の着用です。
合衆国義勇軍のワッペン。通常エアフォース
マークのある部分に被せて縫い付けられています。
心憎い演出。フロント胸部にはフライングタイガーの
虎マークのパッチが縫い付けられてます。
反対側の上腕部にもフライングタイガー、
飛虎隊マークの皮製ワッペン。
ポケットはA-2の流れを組むタイプで物を
入れるにはいいけどハンドウォーマーとして
使うには使いずらいタイプです。
ライナーはさっきも書いたけどアルパカ毛。
かわいいのにくっさい唾を吐いてくるあの
アルパカです。インナーポケットは片側のみ。
ジッパーはTALON、CROWNと並ぶUSジッパー
3大ブランドの一つ、CONMAR(コンマー)社製。
フロントジッパー内側にある前たては他の
インターミディエイトのFJと違って下から
約半分オーバーくらいの長さまでしかありません。
この部分にあるエアフォースマークは擦れ気味。
前回のL2-Bにも付いてましたがB-10にも
エポレットが付いてます。緊急脱出用としても機能。
ボア襟を留めるフラップは布製でボア毛は
生えていないシンプルなタイプ。
B-15シリーズの場合、このフラップ内側にも
ちゃんとムートンが生えています。
ムートンのボア襟はB-15シリーズ同様、
防寒仕様としておしゃれなムチ打ち風に
立ち上げる事ができますが例によって
ちょっと変な人になるのでまずしません。
という感じで季節外れではありましたが
B-10フライングタイガー仕様の紹介でした。
フライトジャケットについて。リンキチです。
フライトジャケット(FJ)とは戦闘機に乗る
パイロットたちが着用するジャケットで
ミリタリーファッションの一つ。
戦闘機に限らず、軍用航空機全般の
パイロットを含む搭乗クルーも着用している
ジャケット、というくだりで3回目、
B-15シリーズから一旦はなれてL2-Bというモデル。
L2-BはFJのなかでも薄手のタイプ。
ライトゾーン(LIGHT ZONE)と言われる
外気温度帯での使用を目的としている仕様。
中綿はほとんど入ってない為、冬場以外の
季節での着用となります。
ちなみに既出のB-15シリーズは
インターミディエイト(INTERMEDIATE)
というワンランク上の低温度帯仕様なので
主に冬場での着用となります。
デティールです。バズリクソンズのL2-B。
相当前に新品で購入、スリーシーズン、フル着用
してたので着潰してしまっていろいろ壊れている
ので今では箪笥の肥やし状態。
ジッパーはクラウン社のダイキャスト製の
スプリングカムロック式。
L2-Bの特徴の一つがフロントジッパー最下部の
このフラップ。他のナイロンジャケットには
ありません。
そしてフラップの反対側、フロントの前たてが
無いのも特徴。
インターミディエイトゾーンのジャケット各種には
フロントジッパーからの風を通さないように
内側に前たてがありますがライトゾーンである
L2-Bにはありません。寒くないからいいんです。
深イイ~。
さらに特徴、他のナイロン製ジャケットに無いのが
この肩にあるエポレット。階級章付け部分。
片側ボタンタイプ。ちなみに後日紹介予定の皮ジャン、
A-2には両側縫い付けのエポレットで階級章付け
以外にもコックピットからの緊急時脱出用
(仲間がここを掴んで上から引っ張り上げる為)
としても機能するらしい。深イイ~
あとは他のジャケット同様のナイロン製の
オキシジェンタブ。そしてMA-1のような
フラップ付きのポケットもL2-Bです。
一度ドライクリーニングに出した後の
エアフォースマーク。
文字は消え、ステンシルの色が滲んで周りにも
溶けだしてしまいました。クリーニング禁止です。
もう一着L2-B。こちらはアビレックス社のL2-Bで
限定モデル。とはいえ、お安めなので気にせず
普段使い。
こちらは今は手元に無いバズリクソンズのL2。
オリーブドラブのカラー、オキシジェンタブは
ホースハイド製。
L2-Bの前身モデルにあたるL2でした。
以前ヤフオクで手に入れたのですが、
サイズが大きかったのでまたヤフオクで
転売したのでした。そういうこともあるね。
フライトジャケットについて。リンキチです。
フライトジャケット(FJ)とは戦闘機に
乗るパイロットが着用するジャケットで
ミリタリーファッションの一つ。
戦闘機に限らず、軍用航空機全般の
パイロットを含む搭乗クルーも
着用しているジャケット、というくだりの
第2回目、前回紹介モデルの一つ前に
さかのぼるモデルのFJ B-15Cについて。
B15シリーズの流れを組むCタイプ。
有名なのはエアフォースブルーのB-15C。
戦時中、マリリン・モンローが戦地へ
慰問に訪れた際に着用していた事で
有名でB-15Cのシンボルカラー的な。
そんなエアフォースブルーが欲しくて10年以上
前に新品購入したアビレックス社のB-15Cです。
各社によって微妙に色合いが異なりますが
アビレックスのはもともとそんなに明るい青では
なく紺色っぽかったのと完全に着潰した感じで
薄汚れているというのもあり、濃い感じ。
ドカジャンみたいで変なおぢさん。
インナーもすでにボロボロ状態、変な色に
変色してるんです。このおぢじさん変なんです。
エアフォースマークはいい感じに擦れて
いるので変ぢゃない。けどその他はマジ
ボロボロなのでもう捨て時。
こちらは貰いものB-15C MODタイプ。
メーカーは確かヒューストンだったかな。
カラーはエアフォースブルーではなくネイビー。
それなりに重量感ある造りでしっかりしてます。
お約束の正規タグの上にMODタグが
縫い付けられている心憎い演出は前回紹介した
B-15D MODとも同じ。
こちらのエアフォースマークはほぼ
無くなってる状態。
クリーニング出すとこんな感じで
ステンシルが溶けるので要注意。
このMOD B-15Cのフロントジッパーは
ririというスイス製の高級ファスナー。
手持ちのFJでこのriri製が付いてるものは
これのみ。ちょっと珍しい。
そして一番好きなバズリクソンズのB-15C。
エアフォースブルーが出る以前のモデル、
オリーブドラブのカラー。
オリーブドラブのモデルが生産されたのは
極わずかな期間、そのモデルを再現した
バズリクソンズのB-15Cです。
そこそこ状態が良かった中古品。
エアフォースブルーのB-15Cの
オキシジェンタブ(酸素マスクホース固定用)
がナイロン製なのに対し、この
オリーブドラブB-15Cのタブは
ホースハイド製、いわゆる馬皮です。
このあたりはB-15Cの前のモデル、B-15Bの
流れを受け継いでいるつくりです。
襟ボアはムートン製でモフモフ感がパねぇ。
バズリクソンズのモデルは造りがしっかりしてて
リアル忠実に再現しているからいい仕事。
防寒時にはこういう感じに襟立てできるけど
これやる人はまず見たことない。パなく温かい
かもしれないけどムチ打ちになった人みたいで
変なんです。そぅです、私も変なおぢさんです。
という、いわゆるフライトジャケットについて。
フライトジャケットが好きなリンキチです。
気付いたら結構な数、種類を所持してました。
最近、また一機と増えたのをきっかけに
ついに語り出してみようかと。
種類がそれなりにあるので今回から
フライトジャケットのカテゴリ新設で
随時紹介していけばネタ切れ時にも
助かる。ネタ切れ補完計画。
このフライトジャケットとは戦闘機に
乗るパイロットが着用するジャケットで
ミリタリーファッションの一つ。
戦闘機に限らず、軍用航空機全般の
パイロットを含む搭乗クルーも着用する
ジャケットの類です。
実際の軍の当時物、そして軍に納入
されている本物、とそれらを忠実に
再現されて通常販売されている
復刻物がありますがここで紹介するのは
ほとんど復刻版モデル。
同じように見えても実は色々なタイプ、
モデルがあってそれぞれ違いがあります。
しかし興味ない人が見るとみんな同じに
見えるらしい。まぢか。
初回はこのB-15D。所有ジャケットの
順番からいったらA-2から始めるべき
ですが特に意味はなくB-15Dからいくよ。
正確にはB-15DのMOD(モデファイド)モデル。
有名なMA-1の原型になったモデルです。
そんなMA-1とは違うんです。まぢで。
SCOVILL(スコービル)社製のジッパー。
バズリクソンズのモデルは中綿ぎっしりで
重量感があるので安いお品のものとは
違うなと感じる事ができると思います。
酸素マスクのホース固定用タブはナイロン製。
そして通信コード用のタブ、フラップ無ポケット。
B-15D MODのこれらの外観上特徴は初期の
MA-1ともほとんど同じですが後のMA-1とは
異なり、ポケットにはフラップが付いたり、
通信コード用のタブが無くなって
リバーシブルになったインナーの色は
レスキューオレンジになってます。
そしてB-15Dは本来ならば襟ボア付きです。
セージグリーンが採用されたのもこのB-15Dから。
本来付いているボアの色も同色グリーンのものが
付いてるのも特徴。
このMODモデルはボアからリブニット襟に
改良されたタイプ。ボアがヘルメットに
干渉するのを防ぐ為に改良されたという
いきさつで同系のB15シリーズ全ての
モデルにボア無しMODタイプがあるようです。
バズリクソンズの復刻B-15D MODは
その襟部分も忠実に再現。ニット襟に
付け替えた部分の縫製ラインが
こんな感じで再現されています。
モノによっては異なる色の糸を
使ってる再現モデルも。
と興味無い人には少々引かれぎみか。
あとMODモデルの特徴はこのように
正規タグが隠れるように布製のタグを
被せて縫いつけてあります。心憎い演出。
比較で出てきたそんなMA-1。
今まで買った事なかったけど
貰いモノが一機ありました。
アルファ製。めっちゃ軽量です。
リバーシブルオレンジになってないモデルです。
MA-1の特徴であるポケットフラップは
付いてます。そして通信コードタブも
ありませんという事です。おわかり?
違いがよくわかったところで次回は
この1個前のモデル、B-15Cで
お会いしましょう。ハアハア。