リコの文芸サロン

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短歌:萎縮生活

2022-01-05 | 短歌
リコの短歌のM先生はアラ80なのに元気、元気です
朝早くスマホのラインに1mm程の点が写っているので、何かと思ったら、淀川の河原で撮った有明の月だそうです。
カメラのズームをご存知ないのでゴミ大の有明の月が映り可笑しいのなんの。
「有明の月」・・・陰暦の9月の20日過ぎに夜が明けても出ている月

その後、さすが、先生です。
古今集、691・素性法師の
今来むと言ひしばかりに長月の有明の月を待ち出でつるかな 
短歌が添えてラインの届きました。

萎縮生活  涼風

新しきスマートフォンの練習と友より届くラインと写メール

弾む声聞こえ来るがに写メールに一ミリ程の朝月写る

古今集の和歌一首添へ写メールに午前六時の有明の月

有明の月を見あぐる川岸に金木犀の香り漂ふ

怪我したる猫一匹におろおろし気弱くなりて老いの始まる

最近はささいなことにぐじぐじと落ち込む吾や老化ひとすじ

若者は集中豪雨の被災地の酷暑にめげず泥土をのぞく

ボランティアの若者羨し夫の言ふ「老人われは穀潰しだね」

 
★歌友の福岡の武藤富美さんが歌集『いのちの種』を上梓されました。



表紙絵と挿し絵も武藤さんの画です。
武藤さんは87歳に成られます。あけび誌の挿し絵も書いてみえます。
おいおいその短歌をご紹介します。


コメント (7)
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