リコの文芸サロン

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短歌大会に応募しょう

2022-03-04 | 短歌
短歌を詠み、それを発表するにはそれなりのコツが要ります。
読者に大きな誤解を受けないためにもコツを掴む必要が在ります。

短歌募集に応募されて入賞された方の短歌を紹介しますので、参考になさって下さい。。
★令和3年10月8日~11月19日に募集された、正倉院展の短歌、俳句の入賞者が決まりました。
一部を紹介します。










★リコの短歌の会で朝日歌壇に投稿されて入賞された方の体験記です。

朝日歌壇に投稿して
SKさん 
 「哲学の無き国何処へ冬の海」(S子)
句会に於いて撰者評は「哲学の無い国とは
どこの国を指すのか不明」であった。わが国の過去を含めて現状を悲嘆する多くの声を分って貰えぬのだろうか。
 私は幼いころから「百人一首」に拘ってきたので、夫が短歌をはじめて「あけび」に入会した時から横眼で見ていたけれども夫が見るみるうちに素直なよい歌を詠んでいくので羨ましく、付き添いを口実に私も入会させていただきました。短歌は私にとって、魂の叫びであり祈りでもあります。
「あたらしい憲法」を手にした十五歳から死ぬまで「戦争をしない」「させない」国に、と失望しながらも、この信念の叫びを誰かに分かってもらいたくて「朝日歌壇」に投稿しました。

朝日歌壇入選歌より
自衛隊に救われし命数知れずこのままでいいこのままがいい
「このままでいいこのままがいい」は多くの国民の素直な気持ちだろう。
永田和宏選

道徳という教科無きフランスは小学生より哲学学ぶ
二首、哲学と道徳と、小学生の為にはどちらがいいだろう。     
佐佐木幸綱選

雑草取りに鬼畜米英と書く日記ハナマル貰ひし夏休みの嘘
雑草取りと鬼畜米英の取り合わせは、日常の中の戦争を思わせる。
草田 照子選

米国の報道記者がポツリ言う「カジノがくると街荒れますよ」
この短歌は、カジノ招致反対の会場で読まれて反響があったそうです。 
高野公彦選

椀一つ熱き味噌汁届けたし遠き異国の獄舎のひとに
米国で長く服役している郷隼人氏に対するひそかな応援歌。      
高野公彦選

この歌は別途朝日新聞「取材考記」で取り上げられましたので、以下その一部を抜粋し掲載しました。 
「10月17日「獄中歌人」として知られる米国の郷隼人さんに思いを寄せる歌が載った。投稿者は長野県のSさん、16年9月に載った郷さんの歌の返歌だった。
ステーキも鮨も欲しくはないけれど味噌汁ひと椀無性に欲しき  郷 隼人

郷さんは鹿児島県出身、24歳で渡米、殺人罪で終身刑、今もカリフォルニア州で服役している。96年に朝日歌壇に初入選以来、330首を越す短歌が掲載されたが、収監先が変わって3年前から投稿が途絶えている。歌を通して顔も知らない作者の人生に触れ心にかける。新聞歌壇の熱量の大きさを改めて感じた。」








コメント (10)
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