★リコは文語(歴史的仮名遣)で短歌を詠んでますが、現代の社会詠(災害、放火殺人、ウクライナなど)は文語では無理があるので、半年位前から、口語短歌の「水曜サロン」の仲間に入りました。
先日、早春の鯉の産卵を、詠んだ歌に、3月に数百の鯉の産卵が有ると言いたかったので、初句を「三月の」としました。
三月の川面に黒く波の立つ
鯉の産卵恋の乱舞
(鯉と恋をかけました。説明的に成ってますね)
主催のポエット•Mさんに上記の歌に付いて、以下のアドバイスをいただきました。
「命の乱舞」中でも想いを遂げることなく、自らの子孫を残しえなかった鯉の存在もあるやも知れませんので、二首目を「恋に破れる鯉」として詠って見ました。ドラマ性を少し組み込んでみました。
恋に破れた鯉も居るからと、さすがにベテランの男性のポエット•Mさんの発想です。失恋の鯉を詠まれたのは男性的で凄いデスね。
最終的に下記の3句がリコの詠草として水曜サロンに掲載されました。
〇体長の小、大、巨大鯉の群れ
春の川面にしぶきの跳ねる
〇黒々と川面波立つ
産卵に恋に破れる鯉の叫びも
〇バシャバシャと水面波立つ
産卵の数百の鯉の命の乱舞
『弓と禅』の続編の「古桶破れたり」に
破
透過幾十関
前途更千関
破来立嶽頂
呵々斯老漢
の偈が書いてありました。
リコは登るべき山がはるか先に見えます。
リコは短歌の山が見えてきました。これから山裾まで歩き、それから登る訳ですから、途方も無い年月が掛かり、今生では山裾にも行けないかもしれませんね。
『弓と禅』中西政次著は凄い本です。
ぜひ、皆さんも自分の人生の試金石として特に「続編 古桶破れたり」お読みください。