ロビンソン本を読む

本とデザイン。読んだ本、読んでいない本、素敵なデザインの本。

ポーカー・フェース

2018-09-16 12:20:05 | 読書
沢木耕太郎『ポーカー・フェース』




 『ポーカー・フェース』を書店で見かけたとき、懐かしい感じがした。

 先に刊行されている沢木氏の『バーボン・ストリート』『チェーン・スモーキング』に似たタイトル周りのデザインのためだ。

 残念なことにこの2冊はいま手元になく、アマゾンで検索して表紙を確認した。

 こんな表紙だったのか?

 なんとなく覚えている記憶というのは、細部がとても曖昧だ。
 『バーボン・ストリート』の刊行は1984年。

 イラストは3冊とも小島武氏だろう。
 旅先での海外の風景を切り取った鉛筆の線画は、フットワークの軽い沢木氏のイメージに重なる。

 タイトルと著者名の周りを四角で囲み、文字を白く抜いているのは共通したデザイン。先の2冊は写植かもしれない。
 装丁は平野甲賀氏。(2011)

 2014年に、新潮文庫から別の装丁で出版されている。(2018)




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